はりきゅう理論 触圧感覚について (問題ではない) | ハグセラピー始めます。

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  順応 機能 無毛部 有毛部
圧受容器 遅い 強度 メルケル盤・ルフィニ終末 触覚盤・ルフィニ終末
触受容器 速い 速度 マイスナー小体 毛包受容器
振動受容器 非常に速い 加速度 パチニ小体 パチニ小体


★ポイント★

・温灸や棒灸はC線維、自由神経終末が受容器

・灸の刺激は脊髄側索をとおる

・灸の熱感は視床下部で体温調節とも関係する

・透熱灸は外側脊髄視床路をとおる 線維はⅣ

1 触圧感覚


1)特徴


・表在感覚の一つ

・識別性が高い

・くすぐったさも触圧角受容器の興奮によっておこる

・順応しやすい

・触圧角受容器からのAβ線維は脊髄後角で痛覚を抑制する(ゲートコントロール)

*テイ鍼の刺激や管散術の刺激もこれ!!



2)触圧角受容器(低閾値的機械受容器に属する)


・メルケル盤:表皮にある

・ルフィニ小体:真皮にある 関節包にあるものは位置受容器としてはたらく

・マイスナー小体:真皮乳頭にある

・クラウゼ小体:真皮にある

・毛包受容体:毛包にある

・パチニ小体:真皮から皮下組織にかけて分布する(深部にあるものは振動覚受容器としてはたらく)




3)求心性線維


受容器にかかわらず太い有髄性のAβ線維(Ⅱ群線維)



4)中枢内伝導路


体幹・四肢からの識別性触圧覚の上方は脊髄後索から延髄後索核にいたり内側毛帯を通って視床に至る。これを後索路 後索ー内側毛帯系という。





2 固有感覚


1)種類


・骨格筋の張力

・筋長の感覚

・関節の位置感覚

・筋の努力感

・運動感覚

・運動覚

・振動感覚



2)固有受容器


・筋紡錘(求心性線維はⅠa群求心性線維)

・ゴルジ腱器官(求心性線維はⅠb群求心性線維)

・ルフィニ終末

・ゴルジ終末




3)固有感覚伝導路


脊髄後索を上行し延髄後索核で反対側に交叉したのち視床にいたり大脳皮質感覚野に投射される。内側毛帯系という。

姿勢の維持にも重要な役割をはたすために小脳にもこの情報がはいりこれを脊髄小脳路ともいう。


*固有感覚と痛覚は関係ない




4 掻痒感


1)特徴

・受容器は自由神経終末

・ヒスタミンなどで興奮

・C線維

・くすぐったさは触圧覚の受容器に対する弱い刺激


5 温度感覚


1)特徴

・表在感覚が主

・無感温度が33度前後

・外部環境の影響をうけやすい

・局在性がひくい

・冷点のほうが温点よりも多い

・20~40度の範囲で順応が起こりやすい

45度以上の刺激は組織タンパク変性がおこり組織障害がおこる

・侵害刺激になり痛覚にもなる


*灸による熱傷はポリモーダル受容器によって痛みが伝わる。Aβ


2)温度受容器


・自由神経終末

・45度以上ではポリモーダル受容器(痛覚)

・冷感は25度で最も興奮性が高まる

・温感は35度で最も興奮性が高まる


3)求心性線維


・冷覚はAδ線維(Ⅲ群線維)

・温覚は熱はC線維(Ⅳ群線維)と温Aδ線維(Ⅲ群線維)


4)中枢内伝導路


・温度感覚伝導路

脊髄視床路:後角で交差して脊髄前索を上行して視床を通り大脳皮質感覚野(中心後回)へ


・体温調節中枢

脳幹網様体を経由して間脳視床下部の体温調節中枢にもたらされ体熱の放散や産生に関与している