折れない大樹
滋賀県、草津、今日は土砂降り。
朝から雨模様。 スクールでは、転職就職のため、
また、現在お勤めで、スキルUPのために短期間で
集中トレーニング中の生徒さんががんばられているんだ。
面接時にパワーポイントで自己紹介をさせる企業も、結構ある。
また、プレゼンまで行かずとも、面接では、自己PRというあたりまえのやり取りが生まれるし、
特徴や自分を出そうとみんな必死なんだ。
表面的には聞こえがよい言葉ばかりを選んでいて、
内容が深まっていなければ、その他大勢と同じなので、印象に残ることはない。
いかに自分を深く掘り下げて客観的に分析しているかだが、
この作業、本当に地味だ。
そして、誰にもわからない作業なんだ。
僕は、こういう作業が大事だと思っている。
若い子たちは、みんな、派手な話に弱い。
いくら稼いだとか、どんな事業をしているかとか、どんな車に乗っているかとか、
そういう、わかり安いものに反応しやすい。
それが悪いということではなくて、
たとえば、それらを木に例えると、枝振りがすごくきれいで伸びていて、
たくさんの果実が付いている木に例えられる。
枝葉がたくさん伸びていて、果実がたくさんついている木
それは、すごくいいことだし、すばらしいことだ。
大きな木で、たくさんの成果物(青果物)がなる。
・・でもよく見ないといけない。
大事なのは、「根」っこのほうだとおもうんだ。
根っこは見えない。
よおーーーく、観察しないとわからない。
例え、枝振りが貧相でも、あまり、果実がなっていない背の低いまだまだ未熟な木でも、
どんな木よりも、根っこを深く強く、伸ばしているかもしれない。
こういう木は、台風が来ても、乾季になっても、ちょっとやそっとでは折れない。
人生では、不運なトラブルもある。
台風のような暴風雨が直撃するときもある。
人生では、社会の景気に左右される乾季もある。
そんなときに、すぐに折れてしまう木だろうか。
また、そんなときに、すぐに枯れ果ててしまう木だろうか。
僕は観ている。
枝振りを高みをめざし、伸ばせば伸ばすほど、
横に広げれば広げるほど、根がしっかり張っていなければ、
ちょっとの風や、乾季のときにかれてしまう。
ボキッと折れてしまうだろう。
どんな木も、樹齢何千年の木から見れば、未熟かもしれない。
でも、根っこを人知れずのばしただろうか。。
根っこを伸ばしても、誰も称賛してくれない。
ほとんどの人は、気が付かない。
果実を多くつけて、広い枝葉、高い枝葉を伸ばした人のほうが、周りはすぐに認めてくれるだろう。
そして、人も寄ってくるだろう。
しかし、僕は、大事なところは、「性根」だとおもうんだ。
そこを伸ばす作業が、自分自身を掘り進める作業だし、
日々、誰にもわからずに、自分を問い詰め、自分を深く暗い地面の中を掘り進んでいく作業だと思う。
これをいとわずにやっている人は、
根がしっかりはれている。
だから、そういう人は、”大丈夫だ!”と、すぐにわかる。
だって、根さえしっかり張っていれば、上にはおのずと伸びるからだ。
就職や転職を志す人は、ともすると焦りがちになる。
また、仕事をしていても、周りの人と比べて、自分が嫌になったり、焦ったりする。
そういう時に、しっかり、地面に根をはやす。
しっかり根をはっていく。
誰にもわからないけれど。
きっと忘れたころに、花が咲く。
僕は、そういうプロセスに、遠くから拍手を送りたい。
折れない大樹になるように。