運動中のマスクの是非
最近、いろんな方から運動中のマスクについて意見を求められることが増えています😅それだけ、皆さんそれぞれの立場で試行錯誤、いろんな悩みがあるということだと思います。
私は、科学者でもなければ、感染予防の専門家でもありません。
単なるグループ指導とパーソナル指導をするインストラクターです。現場感覚でしか語ることはできませんが、私の考えを、今日は書いてみようと思います。
特別な目的や意図(スポーツ選手の低酸素トレーニングのようなこと)がない限りは、運動中のマスクはやめた方がいいと考えています。
実際、私のスタジオでは、30坪あるスタジオ、そこに定員6名でレッスンを今月から再開させました。FIAの感染対策ガイドラインを遵守するということで、定員を半分(通常12名)にし、インストラクターのみマスク着用で、有酸素運動をのぞいて行っています。
実際、3週間ほど経って思うことは・・・
ヨガやピラティス、コンディショニング、リラクゼーション系のプログラムであってもお客様のマスクの着用は、湿度も高く、気温が上がった中では、集中力が欠けたり、軽い熱中症のような症状が出たり、呼吸がうまくできず苦しくなったりと・・・大きな問題にはならないものの心地よい運動時間を過ごせない方もいらっしゃるということです。
私の判断は早々に、声を出さないお客様、かつソーシャルディスタンスをたっぷり2mとっていることから、お客様にはマスクを外してもらいました。
お客様同意のうえ、再開した初日にその判断をしました。
そして、マスクをつけたい方はつけても構わないけれど、息苦しくなったり、体温上昇や発汗量が上がったり、マスクが湿ってくるようだったら、すぐに外すということを指導するようにしました。
レッスン中のマスクよりも、むしろスタジオに入る前のうがいと手洗いを欠かさずやってもらうこと、終了後の手のアルコール消毒を念入りにしています。
幸いにも、スタジオに入る前にトイレと洗面があるということで、助かっています。
情報やガイドラインは日々変化
どうやら、ガイドラインも少しずつ変わってきて、マスクの着用は任意になってきていますね。ということは、施設責任者や運動指導者が責任をもって判断していくということになります。それ以上に参加者自身が責任をもって判断をするということも大事です。がんばらないで、無理をしないで、早めの判断が必要です。
マスクを外すなら、大声を出さない!!
マスクを外すなら、距離を保つ!!
マスクを外すなら、うがい手洗いを徹底する!!
現場感覚で工夫が必要
私自身は、指導者ですからレッスン中はしゃべらなくてはなりません。自分自身も熱中症にならないために、集中力が途切れないようにするために、透明マスクにしています。飛沫の拡散には課題はあるものの、指導者として自分の体の管理を優先したいと思っています。その上で、
言葉を厳選して短い言葉で伝える!!
参加者の顔のそばに近寄らない!!
話しかけるときは、手をマスクの上に当てる!!
そんな意識でレッスンをしていますが、これが完璧かと問われたら「

」というのが本音です。
マスクをして運動することがいいのか?
マスクをしないで運動したら感染するのか?
マスクなしでもし感染したら誰が責任を取るのか?
それよりマスクで熱中症になったら、どうするのか?
なんて、声がいっぱい聞こえてきて・・・
誰かのせいにする

自分のせいにする

・・・なんてこと考えていたらキリがなく、結局どうしよう・・・ってことになるわけです。
国が決めてくれれば、
業界が決めた方針でなら、
クラブに言われたから、
自分の判断や現場感覚を後回しにして、とりあえず言われたことを納得できなくても従ってしまうと言うことは、何かあってもその責任を自身が負うことになります。
本当に安全なのか?現場で目にする&耳にする危機感に関して、インストラクターとして声に出さないとって思います。
どれが正しいか?なんて答えを求めるのではなく(誰もこの答えは出せないのではないかと思う)、どうすればお客様のニーズに応え、クラブの経営にプラスとなり、何よりもお客様とインストラクターの健康を守れるか?
そのための行動指針はそれぞれの現場でもっと話し合う必要があるのでは?と思うのです。
現場は、感染予防対策に必死で、心身ともに疲弊していますから、これ以上求めるのは無理なのかな〜

でも、何か起こってからでは遅いですよね。それぞれの立場で、
運動現場の状況をよく見ること(洞察)
そして安全の判断を瞬時にすること(対応)
お客様自身に運動の方法の選択を促すこと(教育)
が重要と思ってます。少し、ガイドラインを守ることだけに先走りしている怖さを感じます。地域や施設や状況はまちまちなのに、右にならえ的に同じガイドラインを守ることで安心しようとしていることにも怖さを感じます。
現場感覚をもっと活かしたいです。
運動を安心して行うために
<私の見た光景

>
あるカフェで、テーブルを囲んで楽しそうに笑いながら喋りながらランチを食べている人たちは、誰もマスクをしていない。
スタジオで、マットに横になって言葉を発することなく2m以上の距離を保って、エクササイズに集中している人たちがマスクをしている。
この矛盾はなんなんだろう?
激しいダンスプログラムや格闘技系、ウエイトトレーニングなど声を発したくなるような運動は、今は多人数のグループではなく、パーソナルスペースか?スモールグループか?オンラインがいいと思っています。私も有酸素プログラムは、オンラインで提供中。
いよいよ7月から多くのフィットネスクラブが、スタジオプログラムをかなり復活させますが、マスクは必須というクラブがほとんど・・・
私は、指導者として自分の体を守ること、お客様との安心、安全な関係づくりを優先することから、運動強度50%〜60%までのその場で行うプログラムに内容を変更し、透明マスクを着用することにしています。
幸いにも私が関わるクラブは、それが許されていますので・・・
許されない場合は、私がそのクラブのインストラクターなら、クラブでレッスンをすることをお断りすると思います。レッスン変更をお願いするか?オンラインでのレッスンに変更してほしいと交渉します。
お客様がマスクをつけて運動することに対しての責任も私は取れません。マスク着用の有酸素運動、それも一般の方のなかに高血圧などのリスクのある方も紛れ込んでいる可能性がある中で・・・そんな恐ろしいことはできないからです。
せめて、レッスン前の体温だけでなく、心拍数、血圧チェック、昔よくやったボルグのスケール表による強度の管理、最近では腕時計式のハートレートモニター計があるのですから、運動中の心拍数チェックをするなどのレッスンガイドラインを作った方がいいのではないかと思います。
マスクありのレッスン指導は❌
ちなみに、私自身で実験をしてみました。2〜3分のトランポリンのエクササイズ。
声を出して指導をしながらのトランポリンです。
気温26度、湿度78%、エアコンON
◉マスクなしのトランポリン、心拍数92拍〜144拍
◉マスクありのトランポリン、心拍数112拍〜155拍
60歳の私は、最大心拍数は(220ー年齢)とすると160拍
私の安静時心拍数は54拍
カルボーネンで計算すると
●マスクなしは、運動強度36%〜85%
●マスクありは、運動強度55%〜95%
たった数分で一気に95%まで上がるのです。マスクありで30分ほどやったらどうなるでしょうか?完全にオールアウトしそうです。マスクをつけているだけで心拍数が既に上がっているのですから。インストラクターにとっては、さらに夏の暑さと、スタジオのお客様の人数が増えて密集すると・・・
考えただけでもやめたほうがいいに決まっています。
マスクをつけてレッスン終了後、血圧を測ってみたら
115拍まで心拍数が下がっても血圧は、174/103
安静時の血圧が、114/70くらいですから・・・運動中はさらにもっと上がっているはずです。
ハッキリ言います。
スタジオのグループレッスンで
有酸素運動をするときにマスク着用は、
絶対にやめたほうがいい!!
これが私の見解です。
感染のリスクを考えるならば、有酸素運動は違う方法を考えたほうがいいと言うことです。
熱中症で命を落としたりすることのないように・・・
お客様もインストラクターも・・・
私たち指導者は、現場の声と状況をもっと声に出していく必要があります。
マスクは感染予防に役立ちますが、運動時のマスクについてはもっと多くの人が考える必要があります。
運動をしたいなら、安全に安心してできる方法が選択肢がいっぱいあることを・・・
今回のブログは、あくまでも私の個人の見解です。
いろんな立場でそれぞれの考え方があると思います。それを否定するものではありません。私自身の指導現場の中で、責任のもてる範囲の中で書かせてもらいました。
WHOからもマスクについて情報が出ていました。


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