雨の日は、思い出整理
6月7日(日)梅雨時のシトシト雨が一日中☔️
ロフトのお片付けに着手
ロフトには、たくさんの思い出が詰まったアルバムなどがあるのですが、引き出しを整理していると母の財布や印鑑などと久々に対面![]()
この赤い財布懐かしい![]()
2003年に母は亡くなったので、すでに23年になります。
その財布の下から、母が勤めていた「ライフ」というスーパーの社内報が出てきました。
昭和55年6月のものでした。母が43歳の時・・・
確か、母がこの社内報「この人を訪ねて」に掲載されて、とても嬉しそうに私に見せてくれたのを思い出します。
せっかくなので、読んでみると今の私が言いたいことや感じていることにもすごくリンクしてびっくり![]()
チャッピーにお願いしてテキスト化してもらったので、このブログに掲載しておきます。
主婦の感覚 仕事に活かす
「北野田店」
塩干魚担当
準社員
西 時江さん
梅雨入りを告げる雨がしとしと降り続く五月末の土曜日、大阪・堺市の南海高野線北野田駅前の「北野田店」に塩干魚担当の準社員・西時江さんをおたずねしました。
同店は、長崎屋の地下にあり、売場面積こそ二七七坪と小さいのですが、坪当たり売上高九百五十万円という効率店です。
西さんがライフに入社したのは昭和四十八年四月一日ですから、もう十年のベテラン。食堂に勤めていたところ、当時の店長に半ばスカウトされたそうです。
写真を撮るというので化粧を直された西さん。気さくにインタビューに応じて下さいました。
― 入社当時はどうでしたか?
西
先輩のすることを一つ一つ見習っていただけです。ひたむきに。
すぐには熟練した仕事につけませんから。ヒマな時は、まわりの整理整頓とかなどをしたりしていました。
― 順調に来たわけですか?
西
いえ、一度だけ、去年のことでですが、やめようと思ったことがあるんです。
悩みに悩んで……店長にも相談したりして。
でもネ、悩んだかいあって、何かそこから「ファイト」が出て来て、今は毎日が楽しくて仕方ないんです。
― よかったですね。ところで、お仕事の内容ですが……
西
最初から今の塩干担当です。
私はスーパーという形をとっていても個人商店並みにこまごまとした配慮がいると思っています。
男の人は気がつかないようなこと、例えば私は主婦ですから「夕方のおかず何にしようかなー」思うわけです。
近くに住んでいるから地域の催しはすぐわかりますし、週二回の休みは買物を兼ねた他店見学もします。
そんなことを仕事に生かせば、利益ロス、発注ミス、機会ロスは少なくなります。
仕事で喜びを感じるのはそんな時ですね。
― 大変ですね。
西
いえ、そんな。
でも、私がこうやっているからといって誤解しないで下さいよ。
皆にこうして下さいといっているわけではないんですから。
各人の事情もあるワケですし、家族の理解がないと、こういった仕事は続けられないこともありますから。
― 職場の人間関係も大切ですね。
西
“人の和”が大事。皆んなに納得して働いてもらうのが一番ですよ。
また、上司が自分たちの仕事を理解していてくれるということがうれしいです。
意思の疎通というか、精神面でつながるということです。
お金だけではない何かですね。
― 営業についてはどのように。
西
売り上げだけでなく利益額、もうけを重視しています。
かっちりもうけてお客様にサービスをする――これが大切だと思います。
― ライフに望むことは。
西
仕事も社員さん並みのところが多いですから、それ相応の妥当な評価を望んでいます。
今のお客様は品定めに時間をかけて、納得しないと買いません。
ライフの食品は洗練されて強いと思いますが、単発的な奉仕品より、お客様とライフが堅いきずなで結ばれるような商品を提供して行くことが大切ではないでしょうか。
― ところで休みの日は何をされていますか?
西
料理が好きです。
得意は「ちらし寿し」。
月一回はつくります。
近所に配って食べてもらうんですよ。
これをつくれる時は体も心も快調です。
一度店の皆さんに食べてもらわなくては……ネ。
(写真説明)
いつも明るい笑顔の西さん
サケを切っておられるところを写真にとらせてもらいましたが、男でも根をあげる人がいるのに特価の時など五十匹位いさばくそうですから、ビックリ。
西さんの相棒の村井さんに聞きますと「こわいところもあるけど、明るくて頼れる人。男だったら……と思う時もあります」ということでした。
ちなみにこの四月の売り上げは一千万円の大台を軽くクリア。予算比百二十万のオーバー。
粗利益額も予算を三十万超過達成。
効率と専門化を常に考えながら突き進むチームワークの成果といえるでしょう。
というような記事だったのですが、
母が伝えている
- 「主婦の感覚を仕事に生かす」
- 「地域を見る」
- 「他店見学をする」
- 「利益を出してサービスにつなげる」
- 「人の和が大事」
など、現在のマーケティングや顧客視点にも通じる考え方を語っていてびっくりです。
昭和の商売で、時代を感じさせますが、でもこれってサービス業の本質、普遍的な内容だと思います。
自分の母ながら、「さすがぁ〜」と唸ってしまいました。
母のメッセージから
- 「主婦目線を売場づくりに生かす」⇨「働く女性目線をビジネスに活かす」
- 「地域を知る」⇨「地域、自分の周りの環境を知る」
- 「利益を出してお客様に還元する」⇨「利益を出して社会に還元する」
- 「人の和を大切にする」⇨「人のつながり、和を大切にする」
- 「仕事を楽しむ」⇨「働くことを楽しむ」
自分の思いとリンクしていることに、確実に『母は私の中に生きている』と思うのでした。
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