FIBOの会場内にはフィットネスだけでなく、日本でいうところのリハビリ後の運動、介護予防にもつながるようなブースが非常に充実していました。
特に、私はお水が大好きゆえに、水の抵抗や流動性を使ったマシーンや器具に興味津々。
実際のところ日本のフィットネスやリハの領域で水を使ったプログラムがどんどん少なくなっているのは、とても残念。
水だからこそ身体を動かせる人はたくさんいるのに…
コストの面、運営の面、人材の面で沢山の問題をクリアしないといけないんですよね。
そんな中で、今回面白かったのがこのマッサージベッド。クルクル動くしフワフワ揺れるし、まるでお水の上に浮かんでマッサージを受けているような感覚。
三半規管が弱い人は、ちょっと酔うかもしれませんが、私はかなり気に入りました。
2日目のFIBOでは、BECOのボードのエクササイズにもチャレンジしてみました。
不安的な上で行うSUPのような楽しさもあるプログラムでかなりの集中力とバランス力が鍛えられます。
スイミングスクールでの導入にはいいかも?子供たちの運動能力育成にも、シニアの方のバランス能力改善にも役立ちそうです。
どうやらドイツのアクアプログラムではかなり人気のプログラムのようです。
四つ足は余裕でしたが、二本足、さらに一本足となるとかなりの難易度アップでした。
今回自分自身が心動かされたのは、シンプルなマシーン、でも環境にマッチする心地よいデザインや色。五感にフィットすることが大事だなぁ〜と思いました。
特にウッド調のマシーンやツールがかなりあって、精神的な落ち着きをもたらします。若かりしころは、スタイリッシュでメタリックなかっこよさも好きでしたが、年齢とともに操作がシンプルで汎用性が高いこと、家具のように周りと調和することが自分の優先順位になっているなぁ〜と思うのでした。
最新のマシーンやツール、プログラムに触れながらも、指導者としての本質を忘れないこと、その指導者の育成がやはり大切だと思うのでした。自分が取り組めることは、やはりそこなのだとも思ったFIBOの2日間でした。
20代〜30代に海外に学びに勤しんでいた自分といまの自分の立ち位置の違いに、視点の違いに肩の力が抜ける私なのでした。