フィットネスクラブと言う場所でお仕事するようになって28年
結婚後、産後、尾陰由美子という名前になってから運動指導の現場は、フィットネスクラブ中心になりました。
その前の独身時代、旧姓の時はいわゆるエアロビクススタジオ、カルチャーセンター、主婦サークルなどなど・・・どちらかというと「エアロビクス」を目的に集まってきた方々に指導をしていました。
フィットネスクラブで指導するようになってからは、エアロビクスだけでなく、アクアビクス、ステップ、スライド(懐かしい )、パワーボード(これも懐かしい )・・・その他トレーニング系プログラム、ストレッチ系プログラム、バランス系プログラム・・・きりがないほどの多種多様な運動プログラムを指導してきました。
新しいプログラム、他社にはないプログラム、最新流行のプログラム・・・
息つく暇もなく新プログラムを習得しては、サービスとして提供していました。
今思えば、いろんなプログラムを体験できて、指導できて楽しい時代でした。

そんなフィットネスクラブも最近は参加者の方の高齢化もあり、比較的落ち着いた感があります。私が行っているクラブだけなのかもしれませんが・・・
高齢者の方のクラブへの参加率は、非常に高いですね。
私もすでにサービスプログラムは、1本しか担当していませんので、夜のクラスとか土日のお客様の様子は、よくわかりませんが、平日朝昼のプログラムは、元気高齢者たちで大賑わいです。

フィットネスクラブで私は、有料クラス3本とパーソナル指導がメインになっていますが、有料クラスに来られるお客様の意識の高さと年齢を超えて、身体機能が向上していく姿を見ていつも感動をします。


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ストレッチポールの上で、手足をあげてバランスを取ることなど普通にできるようになります。
それもかなりの集中力をもって・・・1時間のレッスン終了後の身体の変化、表情の変化、気持ちの変化に立ち会うことで、「ずっとずっと元気でいてほしい」という願いと
年齢を重ねてもチャレンジし続ける姿に、人生の先輩として尊敬するばかりです。

「もっと」「ずっと」「きっと」という言葉の先に続く思いや希望、期待に応えていきたいと思います。フィットネスクラブに、インストラクターに求められていることはそういうことなんだと思うんです。

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月に2回、ジャイロトニックのパーソナルを受けてくださるYさん。
機能性の側弯症の改善のために始めたジャイロトニック
驚くほどに効果が現れ、ずいぶん身体のアライメントがよくなりました。
それでも膝の手術があったり、目の手術が何度もあったり・・・
いろんな障壁を乗り越えて、継続している姿に感動します。1時間のセッションで確実に変わっていきます。本人の自覚、意識も高く、自宅でのホームエクササイズも工夫しながら行います。
80歳近い方ですが、人の可能性はずっとずっと続くんだと教えられます。

フィットネスクラブもインストラクターも1人1人の人をみていくことを、関わり合うことをしていかないとこの先は難しくなっていくんだろうな~と思うのです。
人は、誰よりも自分を大切にされたいと思っているだろうし
また、他の人を大切に思える場所、インストラクターと関わりたいと思っているはずだから・・・

そして、私たちは、何を届けているのか?
「笑顔」や「サービス」も大事ですが、それがフィットネスクラブやインストラクター側の思い込みや押しつけになっていないか ということにいつも意識、危機感を持っていたいとも思います。

お客様やクライアントの方の「望み」「願い」「期待」・・・何気ない会話の中から読み取る力、察する力が必要かと・・・
自分のコーチング力をもっと磨きたいと思う今日この頃です。