皆さん、ごきげんよう
梅雨の季節がもう間も無くって感じですね。
梅雨入り…はまだしていないのか、最近テレビを見ていないもので世間から疎くなっている今日この頃でございます。
さて、水色革命第13回本公演「絆」の稽古真っ只中ではございますが
ここでひとつ雑談をば。
雑談っていっても、結局は芝居に関することなのですが
ふと…ああそうか。って思うことが最近ありました。
舞台って面白いもので、観ている者の感性で良くも悪くも出来るものなんですよね。
いつぞや、某演出家の方が仰っておりましたが
「観客を侮るな。我々が思っている以上に観客は優秀だ」
舞台慣れしている人だと特に。
ちょっと観ただけで「これはこういうお話なんだ」と理解してしまう。
それを覆させたいのが役者の性なのですが、ちょっとでも誤ると…大怪我をしてしまう。
だから難しいんですよね、舞台って。
如何にお客さんと同じ世界を共有出来るか。
でね、話はちょっと変わりますが
最近言われたんですよ「ああいう舞台は好きになれない」って。
ショックでしたね。もちろん、嬉しいお言葉もいくつか頂きましたが、みんながみんなそう云う気持ちじゃないんだなぁってね。
「違って当たり前」
最近まではそういう意見を聞くとただただ憤慨するばかりで
「どうしてこの作品の良さが分からないんだーー!!」
って思っていました。若かったんですね。笑
しかし、最近は
「そっか、ならしょうがないな」
と思うようになりました。
全員に良いって思ってもらえる作品になれば一番ですけど、なかなかそうはいかないのが現実。
ひとりひとりの意見に耳を傾けたばかりにブレブレの作品になってしまっては意味がない。
お客さんに伝わる舞台にしたい…けど、お客に媚びる舞台は何か違うんじゃないかって。
あくまで我々発信なわけだから。
ざまざまな作品を観てきました。好き嫌いは正直あります。でも、それが「作品」なんです。
苦手なら無理に好きになる必要はない。
決まりはないんです。ひとりひとりの思いが「答え」であり「セイカイ」なんです。
「正解」を求めて今まで生きてきたように思います。
自分に対しても、相手に対しても。
直ぐに答えを求めて生き急いでいた。
でも、ふと立ち止まって辺りを見渡すと
今まで蔑ろにしていた些細なことが
とても大切だということに気が付いた。
「正解」を求めていたと思っていたものは実はただの「縛り」でしかなかった。
これで少しは成長出来るのだろうか。自分のことをちょっとでも好きになれるのだろうか。
今、自分のことが大っ嫌いです。こんな自分と向き合えるのだろうか。
様々な出来事の中で様々な思いが交錯して
ブレて、悩んで、見失って。
そういう時期なんだろうな、と。
悩まないと人は成長しない。
決まりのないことに悩んで、自分の思いとぶつかって
そうやって「心」が形成されてゆく。
年齢なんて関係ないんだなって思いました。
ぼちぼちいきますよ。この先長いですからね。自分と上手く付き合っていかなくちゃ。
一生のパートナーですから。
自分の持っている「根っこ」の部分がこれからどういう過程で「木」へと成長していくのか。
これは自分にも分かりません。
しかし、どんな形になるにせよ、自分の持ってる「根っこ」の部分は見失わないでいたい。
ちょっと掘り起こしてみようかな。自分の「根っこ」もういちど観察してみようかな。
あの頃に戻って。
そうすればまたきっと何かが見えてくる。
2016.5.28
マツダヒロエ
twitter:@actor626
