36年前の古いパワーアンプ内蔵のミニスピーカー audio-technica の AT-SP3 です。
当時、長期滞在先で音楽が無いと寂しいので現地でこれを買いました。ウォークマンをつないでホテルで使いました。スピーカーが小型 (実測スピーカー径65mm) なので音はそれなりでした。当時のカタログです。 (AT製品総合カタログ '85.10より引用)
製品に左右の区別は無く、裏面には乾電池(単2x4本) の蓋、音声入力用のミニプラグ端子とACアダプター端子があります。アンプの出力パワーは2.2Wの表記があります。
ネジを5つ外して内部を確認してみました。
基板にはアンプのデバイスとして三洋のIC LA4180 というICが使われています。
仕様を調べると 1Wのアンプが2CH入っています。片側にICを1つ使っているので回路をパラにして2Wの構成になっているのでしょうか? ACアダプタはセンターがマイナスの古い仕様です。専用の物が無いので手持ちの物 (DC6V 1A) が使えるように極性と大きさを変換して2つに分岐するケーブルを自作しました。
数十年ぶりに通電してみます。問題なく音がなりました。食卓の上のテレビの音がプアなのでこれを設置しました。出てきた音はテレビの内蔵スピーカーとあまり変わらない印象でした。
テレビの外部スピーカーとしてしばらく使ってみます。