「午前十時の映画祭15」上映作品

宇宙貨物船ノストロモ号が航海の途中でSOS信号を傍受し、とある惑星に救助に向かった

発信元の宇宙船の内部は黒こげで、人影はない

そして船底には、奇怪な卵がびっしりと埋まっていた

航海士のケインが卵を覗き込むと、奇妙な生物がその顔面に襲いかかった

一行はからくも母船へと戻り、ケインも快復したように思われ、航海に戻るノストロモ号

ところが突如ケインの腹を突き破り、蛇状の生物が孵化し、逃亡

宇宙船内という閉鎖空間の中

奇怪なエイリアンと、リプリーら残された乗組員たちの死闘が開始された…


『ブレードランナー』(1982)等の作品でカルト的な人気を誇るリドリー・スコット監督の出世作となった、SFサスペンスの傑作

スイス人の画家H・R・ギーガーのデザインによるエイリアンのデザインが秀逸で

成長したエイリアンの全身出現を最後の最後まで抑える演出もまた素晴らしく

第52回アカデミー視覚効果賞を受賞

今はもうB級、C級も含め、宇宙を舞台にしたサスペンスやホラーは珍しくなくなってしまったが

1979年当時は、宇宙が舞台の恐怖映画(ホラー映画という言葉すらなかった…)は

斬新以外の何物でもなかったねえ


製作のウォルター・ヒルは、当初監督も担当する予定だったけど、

新人のリドリー・スコットにその任を託し

また、原案のダン・オバノンとロナルド・シャセットは、全てのキャスティングが決まるまで登場人物に男女の別はつけていなかったが

リプリーの役どころが女性にキャスティングされるとはまったく想定していなかったという


ことほど左様に、いい意味でのサプライズが満載だったということです


今ならCGでどうにでもなるところを、効果的にアップを多用したりして

アナログでありつつ、SF映画の歴史に残る一本となりました


まさか、いまだにスクリーンで観たことがないという方がいらしたら

是非とも一度は、スクリーンで『エイリアン』を体感してください

[私の評価 ☆☆☆☆(5つが最高)]

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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★