2003年、沖縄に住む高校生の湊は、同じ高校の後輩である美海と出会う
音楽の趣味が合う2人は自然とひかれあい、湊の卒業式の日に告白し付きあいはじめる
母を病気で亡くし、音楽を作るという自分の夢を諦めかけていた湊だったが
美海に背中を押されて東京の大学に進学
2年後には美海も上京し、東京での幸せな日々がスタートする
音楽会社への就職が決まった湊と、通訳という夢に向かって奮闘する美海は、この幸せがずっと続くよう願っていたが
ある日突然、湊は
美海に別れを告げて彼女のもとから去ってしまう…

沖縄出身のバンド「HY」の同名楽曲をモチーフに
沖縄と東京を舞台に20年の時を超えて織りなされる純愛をオリジナルストーリーで描いた恋愛映画
MAMEIL NAMA CHOCOLATE MACARON

観ていく途中で「ああ、こんな感じのストーリーになっていくんだな」というのは、もうバレバレ

後は、役者の演技で

及第点かそうでないかが決まっていきます

上白石萌歌さん演じる美海と、中島裕翔さん演じる琉晴(りゅうせい)くんの行動は、手にとるようにわかります
特に、琉晴くんは余程ヘタをうたないかぎり、いいヤツ確定です


あとは、赤楚衛二さん演じる湊が、どうして美海から離れていくのか?ということなんですが…


フツーだったら、誰かがいわゆる憎まれ役を一手に引き受ける(今回は、湊かなあ)というのが定石なんですが

本作は、湊、美海、琉晴の三方一両損ぶり(観ればわかります)が、実に絶妙!


そして、演じる赤楚さん、萌歌さん、裕翔さんの演技も非常に上手い!

特に、この役で憎まれ役にならない赤楚さんは、唯一無二といってもよいなと思いました


素直に、いい映画です

このストーリー、この配役なら、僕はこういう評価をしますね

新城毅彦監督、アッパレ!

[私の評価 ☆☆☆★(5つが最高)]