『遺品整理~広島屋』という映画の舞台挨拶が、池袋シネマ・ロサであった


出演者で有名な方といったら

たけし軍団のダンカンさんぐらいなものだろうか

役者の皆さんが舞台に登場する前に

司会と思しき40代か50代くらいの女性が出てきて、ひととおり諸注意をアナウンスしたのだが…


この女性がまあ下手クソなこと!


ものすごく久々に、画に書いたような棒読み、棒読みのお手本を見た気がした

もしかしたら冗談抜きで

今まで見た中で、一番の棒読みさんだったかもしれない


出演者が登壇し、開口一番ダンカンさんが言った

「棒読みだなぁ!

 (司会の女性に)緊張してる?」


客席が、ドッと受けた

一気に劇場全体が和んだ

ご本人以外、みんなが「ド下手クソがッ!」と思っていたのだ


しかし、これで少しは

司会の緊張もほぐれるかもしれない


だが甘かった

司会の女性は、最後の最後まで変わらなかったのだ…


和んだ空気も早々に逆戻り

ダンカンさんをはじめ、出演者がなんとか空気を変えようと努力するが

もはや後の祭り…


ダンカンさんが冗談で(もしかしたら本気だったかも)

「客席でオレの方が上手いぞ!って方いたら、替わってもらえます?」と言ったが

本気で替わろうと思ったぐらいだ


マジで誰だ、あの棒読みオンナを連れてきたのは!?


監督の知り合いか?

東京の知人の芸能事務所に頼んでいたら、たまたまブッキングされた女性か?


いずれにしても、他人様の前に出ていいレベルじゃあない

観客はともかく、登壇した出演者たちが誠に以って気の毒だった…