美作で無気力な日々を過ごす浪人生の渓哉と
家業の茶葉屋「まなか屋」を継いで町を盛り上げようと尽力する兄・淳也
ある日、コンサートツアーで町にやって来たピアニストの里香が演奏中に倒れ、療養を兼ねてしばらく滞在することに
かつて大学時代に東京で里香と交際していた淳也は彼女に対して冷たい態度をとるが
渓哉は里香にほのかな恋心を募らせていく
実は里香には、どうしてもこの地へ来なければならない理由があった…

あさのあつこの小説「透き通った風が吹いて」を原案に

自身も美作(みまさか)市で育った大谷健太郎が監督・脚本を手がけた


ストーリーに関しては文句ありません

渓哉役の杉野遥亮さんも文句ありません


松下奈緒さんは、ピアニストとしても第一線で活躍していらっしゃるし

個人的に大ファンでもあります


ただ、本作については

松下さんの持つ、隠すことが出来ない生命力のせいで

里香役とはちょっと違うんじゃないか?と思ったことが一つ


それともう一つ

兄・淳也役をロックバンド「flumpool」のボーカル・山村隆太さんが演じていますが

やっぱりこの役は、役者じゃない人が演るべきではなかったと僕は思いますね

スゴ~く難しい役だもの!


まあ及第点は差し上げますが、それ以上は無理です

[私の評価 ☆☆☆(5つが最高)]