
画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田
家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた
そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く
園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく
弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが
光には香織という婚約者がいることが発覚し…
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を
現代に舞台を置き換えて、登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化
谷崎潤一郎氏の名前や「卍」という作品名だけは知っていましたが
どんな物語かも知らず、特に思い入れもありません
最近、観た映画の評価が全体的に高くて
すっかり僕は丸くなってしまっていたかと思いきや
全然そんなことはなかったですねダメなものはダメ!
面白くもなんともない
僕は別に同性愛に対して偏見はないし、この手の映画や演劇も結構たくさん観ていますが
男優も女優も、一人として魅力的な人がいません
シネマートでやる映画でエロチックなやつというと、Kという大キライな監督がいましたが
本作と『痴人の愛 リバース』の監督は、宝来忠昭氏
主にテレビ畑の監督ですが、映画で僕が観ているのは
『すべての女に嘘がある』(2012)でしょうか
かの作品はそこそこだったけど
少なくとも本作の出来にはガッカリ
Kの悪名を宝来監督は継いでしまうのでしょうか?
『痴人の愛 リバース』に、一縷の望みをかけてみましょうかねえ
[私の評価 ☆(5つが最高)]