高校の美術室で出会い恋に落ちた雪夫と由茉
幸せな日々を過ごしていたある日
雪夫は由茉から突然、彼女の余命があと1週間しかないことを告げられる
心臓に病気を抱える由茉はすでに自分の運命を受け止めており、残された人生を精いっぱい生きようと決めていた
憧れていたロリータファッションに挑戦し、大好きなカレーを食べに行き
そして何よりも残り少ない日々を雪夫と一緒に過ごしたいと話す由茉に
雪夫は動揺しながらも寄り添うことを決意する…

映画『下妻物語』の原作者として知られる嶽本野ばら氏の同名小説を
窪塚愛流さんと蒔田彩珠さんの共演で映画化したラブストーリー

細かいことを言ってしまうと「ありえな~い」ことの連続
主役の二人や、由茉の両親を演じた吉田羊さんと山崎まさよしさんの演技に感情移入出来るかも含め
どうしても受け付けない方、嫌いな方もいることでしょう

蒔田さんはともかく、窪塚愛流くんの演技に

拙さを感じてしまう方もあるかもしれません


しかし、雪夫の姉を演じた橋本愛さんの演技も含め
中盤以降、本作に引き込まれずにはいられませんでした

最近クリーンヒットからは、少々遠ざかっていた感のある篠原哲雄監督

久々の会心の一本だと思いました


大嫌いな人も絶対いるでしょうが

僕はとても好きだなぁ

[私の評価 ☆☆☆☆☆(5つが最高)]