昭和39年、茨城県石岡市の東小学校で1匹の犬が保護される
「タロー」と名付けられたその犬は
朝は校門で児童を出迎え、昼は1年生の教室を順番にまわり、その賢い行動ですっかり学校の人気者になる
しかし、ある日からタローは石岡駅までの2キロの道のりを往復する日課を始めるようになる
駅の待合室でじっと改札口を見つめ、しばらくすると駅を離れて再び小学校に戻る
そんな行動を朝と夕方の1日2回、毎日続けた
駅の待合室でも駅前の商店街でも多くの人にかわいがられ、17年にわたって駅通いを続けたタローだったが…

茨城県石岡市を舞台に
1匹の保護犬が飼い主を探すために駅に通い続ける姿や、犬と人々との交流を
実話をもとに描いたドラマ

脚本・監督は、これまでに短編映画を多数手がけ、本作が初長編作品とった石坂アツシ

映画『ハチ公物語』で初めて映画館で涙を流して以来

僕はイヌの映画には極めて弱いのです

この映画も、わかっちゃいるけど

絶対に涙を流さずにはいられないんだろうなと自覚しつつ、鑑賞に臨みました


最初から非常に抑制の効いた演出で
こりゃ参ったなあ⤴️、と思いながら観ていました

ですが、最後の最後で

他にあまたある、そんじょそこらの映画と一緒になっちゃうんだなあ…


素人さんといえども、エキストラとなったら

皆さんが作品に愛を持って、一生懸命撮影に臨んでいるのかもしれない

それはわかるよ、よ~くわかります


でもねえ、やっぱり

素人は素人なんだなあ

とにかく日本は

一応プロ(?)に仕分けられる人達も含め

悪いけどエキストラの人達のレベルが低過ぎると思う!


この作品と比べるのは悪いなと思いつつ…

トム・ティクヴァ監督の『パフューム ある人殺しの物語』(2006)のラストシーン

あの、それはそれは大量のエキストラの隙の無さを見ておくれよ!


それを考えると、ねえ

もし、日本のエキストラが『パフューム~』と同レベル、あるいはそれを超えるレベルだったら

☆4つ…いや、☆5つだって夢じゃなかったかもしれないよ

[私の評価 ☆☆☆★(5つが最高)]