12歳の時に交通事故で両親を亡くし、孤独な人生を歩んできた40歳の脚本家アダム

ロンドンのタワーマンションに住む彼は

両親の思い出をもとにした脚本の執筆に取り組んでいる

ある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪れると
そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で暮らしていた
それ以来、アダムは足しげく実家に通っては両親のもとで安らぎの時を過ごし、心が解きほぐされていく
その一方で、彼は同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちるが…

かつて映画化もされた名脚本家・山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を

『荒野にて』『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ監督が映画化


映画単品として評価したいんですが
大林宣彦監督の『異人たちとの夏』を観ている自分としては
一切言及しないというわけにはいかない…
ていうか、どうしても比べちゃいますよねぇ

まあ、一長一短ではありますが

映画としては、本作の方がよくまとまっていると思います

リメイクの方が(リメイクの方「も」)出来が良い、という数少ない作品のうちの一本ではないでしょうか


アンドリュー・ヘイ監督、おいくつかなと思ったら
僕と同世代…と呼ぶには少し若いかな

冒頭にうっすら流れる曲が、超懐かしいと思っていたら

ラストで再び…

やられてしまいましたねえ

[私の評価 ☆☆☆(5つが最高)]