祖父母が暮らす田舎へやって来た看護学生の“孫”は
祖父母との久々の再会を喜びながらも、祖父母や近隣住民の言動にどこか違和感を覚える
祖父母の家には“何か”がいるようだ
やがて、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が彼女に迫り…

「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマを下敷きに
とある村を訪れた若い女性がこの世界の特異な成り立ちに疑問を抱き、得体の知れない恐怖に対峙する姿を描いたホラー

細かいことは一切説明されない分

観ている側の想像力が刺激される、意欲的な作品


ラストも、人によって

ハッピーエンドか、バッドエンドか、というのは意見の分かれるところ


決して清々しい気分になれる作品ではありませんが

一見の価値あり、の映画だと強く思いますね


メガホンをとったのは「第1回日本ホラー映画大賞」で同名短編が大賞を受賞した下津優太監督

一見とても優しそうな方なんですが、人は見かけによりませんねえ

[私の評価 ☆☆☆★(5つが最高)]