工業地帯に怪獣が出現し、ヒルマゲント隊長率いる特殊怪獣対応分遣隊・SKaRD(スカード)が迎え撃つが

倒しても倒しても次々に怪獣が現れる

この地帯に工場を持ち、怪獣の残骸の処理や研究を行う先進化学企業・ネクロマス社に何らかの関係があると考えたSKaRDは

ネクロマス社の最高経営責任者で世界有数の化学研究者でもあるマブセ博士のもとを訪れる

同社の研究所では「不老不死」を実現できる物質「ダムドキシン」の開発が進められていた

そこへ突然「宇宙の覇者」と名乗る謎のダムノー星人が出現

破壊されたタンクからダムドキシンがあふれ出し、その影響で恐るべき「妖骸魔獣ゴンギルガン」が誕生してしまう…


2023年7月から放送を開始した特撮テレビドラマ「ウルトラマンブレーザー」の劇場版


劇場版というと、歴代ウルトラマンの共演というスペシャル感があったんですが

今回まあ怪獣は複数出て来るけど、歴代ウルトラマンのゲスト出演は一切無いので

映画ならでは、というスペシャル感は極めて薄いです


そこは、TVシリーズからのメイン監督を務め

本作でもメガホンをとっている田口清隆監督が

確かな腕でしっかりと見せてくれます


ただ、作り手側がこの感じにあぐらをかき

劇場版はこんなもんでいいんだ、という風になるのが、ちょっぴり心配です


スペシャル感が薄いのは

田口監督のこの作劇だから許されるということをくれぐれもお忘れなきよう

[私の評価 ☆☆☆(5つが最高)]