インド洋に浮かぶ地上最後の楽園セーシェルで
自由奔放な性生活を満喫するエマニエルと夫ジャン
そんなある日、若い映画監督グレゴリーがロケハンのためセーシェルへやって来る
当然のようにグレゴリーと関係を持つエマニエルだったが、いつしか彼に対してかつてない感情を抱くようになっていく
一方のジャンも初めての嫉妬を味わっていた…

『エマニエル夫人』『続エマニエル夫人』に続くシリーズ第3作

性の悦びに目覚めた女性の奔放な性の遍歴を描き、本国フランスのみならず日本でも人気を集めた官能映画

まあ前2作どおり、エッチなシーンがいっぱい出てくる映画

エマニエルは、もちろんシルビア・クリステル

夫ジャンは、前作に引き続きウンベルト・オルシーニと

安心なはずの布陣なんですが…


今回は、エマニエルのいつものアバンチュールに、ちょっとした転機が訪れるんですよね

それで、珍しくダンナが嫉妬の炎をメラメラ燃やしちゃう


ベタなストーリーではあるけど

撮りようによっては、ちゃんとした愛の物語になるはずなのですが

前作と同じ役者を使っているにも関わらず

ひどく凡庸なストーリーに思えてきます


なにより、主人公がときめくお相手の

映画監督のグレゴリーに魅力が感じられない…


ラストも、いつもどおりのラストシーンだけど

(僕の趣味ですが)リフレインが一回余計なんだよなあ

気持ち良く終われないよぉ


本作で印象的なのは

「エマニュエル、エマニュエル、エマニュエル、グッバァ~イ」というフレーズが妙に耳に残る

在りし日のセルジュ・ゲンズブールの主題歌ですかねえ

[私の評価 ☆☆★(5つが最高)]