ある事故物件に引っ越してきた青年
その青年の生活を見守る二人の夫婦
穏やかに進むと思われた彼らの生活だったが
ある事件を境に、脆くも崩れ去る…

昔話「桃太郎」を大胆にアレンジし
現代的な猟奇殺人、幽霊、妖怪が入り乱れる悪夢のようなバトルロワイヤルとして描いたバイオレンススリラー

僕は普段ブログをアップするのに
「映画.com」さんに書かれている映画のあらすじを中心に書かせていただいていますが
たまに映画.comさんのみならず、どの映画サイトを見ても
「帯に短し襷に長し」といった雰囲気の文章に出くわすことがあります

この映画が、正にそれ!
その場合は仕方ないので
文才は無いけど「実際にきちんと映画を観た」わたくしめが文章を考えて書きます
拙い部分はどうかご容赦を!🙇‍♂️
しかし、ものによっては
映画会社宣伝部が出してるプレスをそのまま丸写ししているサイトも数多くありますからね
それよりはマシだと思っていただければ幸いです

予告編を見ても、サッパリ筋のわからない本作
前回の『恐解釈 花咲か爺さん』のあまりのつまらなさに、鑑賞をかなり迷っておりましたが
意を決して観に行ったところ…

これだよ、これこれ!
これぞ、恐解釈のお手本だよッ!!

まあ、僕の好みに合致した、という話ではあるんですけれども…

本作はとにかく面白かった
最後までどうなるのか、全然わからなかったです

現代の桃太郎ならぬ、主人公モモ(魔法少女か!?)のお伴がサイコ-!
「番町更屋敷」のお菊さんに、メリーさん人形に、こっくりさん(腕だけ!)ですから

鳴瀬聖人監督は、2018年に『温泉しかばね芸者』を撮った方
やはり、その時の作風は鈍ってはいなかった!

というわけで、この「恐解釈」シリーズ
クリエイターによって、かなり出来にバラつきがあるものと思われます

それにしても、もったいない!
公開初週の動員を見て、もし公開順が逆だったら?と思うと、残念でなりません

少なくとも、ある程度客が入っていれば
ラストの「叶井俊太郎(プロデューサー)にささぐ…」という字幕も、客席は大爆笑だったでしょう
いや叶井さん、まだ死んでないから!
(ご本人もこういうノリの方が、きっとお好きでしょう)
[私の評価 ☆☆☆(5つが最高)]

本筋とは一切関係ない、ある登場人物が劇中パンイチで踊っているシーン
おそらくアレのパロディーじゃないかしら?