「OP PICTURES+フェス2023」上映作品
ひょんなことから命を落としてしまった百子は
様々な人物に転生し、そこで出会った相手を幸福にできれば生き返ることが出来るという困難なチャレンジにくりかえし挑戦するのだが、事態は予期せぬ方向へと転がり…
オーピー映画が誇る名脚本家・小松公典の記念すべき100本目のピンク映画
小松ワールドの十八番である、笑いあり涙あり(?)のエンターテインメント作品を
ピンク映画の超ベテラン・竹洞哲也監督が、手堅く撮り上げる
役者としては、とてもやり甲斐のある「転生もの」と言っていいでしょう
最初は、この話どこにいくんだろう?と思いましたが、中盤を過ぎた辺りで
「ああ、なるほどね」とナットク
主人公の百子(ももこ)役のベテラン・辰巳ゆいさんの演技力は、全然心配していませんでしたが
今回はピンクの男優陣の表現力を改めて感じました
(男優陣の表現力、ってことは主人公は…)
そして何より、百子を困難なチャレンジへと誘う謎の女・松子役の
ピンク映画初出演の美丘さとみさんの表現力にちょっとビックリ
主演タイプとはちょっと違うけれど
良いバイプレーヤーになると思いました
(もちろん女優を続ければ、の話ですけど…)
今後も是非ピンクに出続けて欲しいですね
監督・竹洞哲也、脚本・小松公典の黄金コンビの手堅い作品
安心して観ていられる一本です
[私の評価 ☆☆☆★(5つが最高)]