横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、不登校になった息子の教育方針をめぐり妻と衝突を繰り返している
広島のショッピングモールで契約社員として働きながら、実家で代わり映えのない日々を過ごす桐生夏月は
中学の時に転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る
大学のダンスサークルに所属する諸橋大也は準ミスターに選ばれるほどの容姿だが、心を誰にも開かずにいる
学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画した神戸八重子は、大也のダンスサークルに出演を依頼する

4人の人生は今、静かに密かに動き始めた…


第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名ベストセラー小説を映画化

『あゝ、荒野』の監督・岸善幸と脚本家・港岳彦が再タッグを組み

家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する姿を描く


稲垣吾郎さんは、『窓辺にて』のような、生活感の無さそうな役も似合うけど

本作のような、悪いヤツじゃないんだけど

ものすごく頑固で、自分の考えを曲げないキャラも

ものすごく似合うなあ

吾郎ちゃんも剛くんも、SMAPをやめてからもドンドン役者として良くなってる♪


でも、本作はやっぱりガッキーと磯村くんだなあ


磯村くんは上手い役者だということは、映画ファンならとっくにわかっていることだけど

ここらで大きな冠(日本アカデミー賞とか?w)が欲しいところですね


このお話をありきたりな説教臭い物語にせず

出演陣と共にじっくり腰を据えた撮った岸善幸監督

今回も彼らしい、とても良い仕事をしたなという感じです

[私の評価 ☆☆☆☆☆(5つが最高)]