肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は
妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた
そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は
春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように

やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や

芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により

大きな波乱が巻き起こる…


面白い!

ただ、これ

映倫審査でR15+に指定されたっていうけど

R15+で本当にいいの?


いやぁ、時代だなあ照れ


こういうエロティックな作品って

僕みたいに絶賛する奴がいる一方で

苦手だったり、どうしても受け入れられない人も一定数必ずいるんだよね


だから、自分が性に関して寛容であるという自負のある方以外にはオススメしません

今まで様々な映画を観まくっている僕が言うんだから間違いない!(笑)


内野聖陽さん、柄本佑さんの好演もさることながら

北香那さんが“いろいろな意味で”身悶えするヒロインの弓子の演技が実にいい!


そして、姉妹二役を演じている安達祐実さん

子役から大人の女優にステップアップするにあたり、一時はいろいろと苦しんでいたようだけど

そのスランプ状態も脱し、最近は様々な役を楽しんで演じていらっしゃる中

今回の姉妹役が、最高の演技かもしれません

女優・安達祐実、ここにあり!という感じです

マンガか何かが原作かと思いきや、塩田明彦監督の原作・脚本だそうで、ちとビックリ

よくこのお話を一般映画として通したなあ


これを境に、日本の商業映画も性に一歩だけ前進したかもしれません

万人向けとは言えませんが、僕は大満足です!

[私の評価 ☆☆☆☆(5つが最高)]