
佐々木マナは、仲間とともに高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立し
新聞に掲載した「茶飲友達、募集。」の三行広告で集まってきた男性たちのもとへ高齢女性を派遣するビジネスをスタートする
「ティー・ガール」と称される在籍女性の中には
介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存した女性などさまざまな事情を抱える者がおり
マナのもとで「茶飲友達」を運営する若者たちもまた、出口の見えない社会で閉塞感を抱えて生きていた
さまざまな世代を束ねるマナは、彼らを「ファミリー」と呼び、擬似家族のような絆を育んでいくが…
『燦燦 さんさん』『ソワレ』の外山文治監督が
2013年10月に高齢者売春クラブが摘発された事件を元に
超高齢化社会の現代日本が抱える閉塞感や寂しさなど、さまざまな問題を反映して描いた群像ドラマ
主演の岡本玲さん、渡辺哲さん以外、有名な人は出ていません
でもそれが、作品にいい効果を上げています
その岡本玲さんも、30過ぎかあ
ビックリです
妊娠した「ティー・ガール」の職員・千佳(海沼未羽さん)に、いろんな手当やら生活保護についての話をしてくれる役所の職員が
『炎上シンデレラ』の大河内健太郎さんでした
穏やかなキャラで、『炎上~』と全然人となりが違うので
やっぱり役者さんってスゴいや!と一人で感心していたんですけど
まあ、大河内さんを知らない方には何だかわからないッスね😅
いわゆる群像劇の形をとっていて、最後には
人それぞれ様々な幸せがある、と思わせてくれるのですが…
改めて、岡本玲さんが上手いなあと思わせてくれました
彼女、こんなに上手い役者さんだったんだ
岡本玲さん出演の舞台とかあったら、観に行こっと
外山監督って、もっと年配の方かと思っていたら、意外とお若い方だったんですね
ものすごく力のある方だと思いました
次回作も含め、今後がスゴく楽しみです
[私の評価 ☆☆☆☆(5つが最高)]