![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221229/21/actmattsun/f0/3d/j/o0772108015222761608.jpg?caw=800)
郊外の団地で暮らす家族「A」は2016年2月より、階下に住む家族「B」の部屋から来るタバコの煙害に苦しめられていた
2017年、A家は化学物質過敏症を発症したとして医師から診断書をもらい
B家に対して4500万円の賠償を請求する裁判を起こす…
横浜・副流煙裁判の実話をもとに、化学物質過敏症が引き起こす問題を描いた社会派ドラマ
最初…というか映画全編を通して
カメラは主にA家に寄り添っていきます
A家は誠にもって気の毒だなと思うのですが…
まあ、最終的には
観ているあなたはどう判断しますか?という内容
そして上映後には
監督とA家の娘役を演じた女優が出てきてトークショーとなり
なんとなく事件のあらましが見えたような見えないような…
監督は、実はB家の家族ではあるけど
事件の時はもう既に実家を出てしまっている方でして
映画はA家にもB家にも寄り添いすぎることなく、極めて冷静であろうとする
作品がどちらにも寄り添い過ぎていないところには、好感を抱きます
映画としての有り方も、とても真摯だと思います
ただ、こういう作品は極めて難しいです
僕は正直、観ていてとても疲れちゃうんだなあ
決して長い作品ではないけれど
観る方はある程度覚悟してくださいね
[私の評価 ☆☆☆(5つが最高)]