中年男性の写真を撮ってはコレクションするのが趣味のさわ子は、これまで付き合ってきた男性も年上ばかり
それなのに自分の父親とは何故かうまく話せず、ぎくしゃくとした関係が続いていた
そんな彼女が、同年代の同僚・森との距離が縮まっていくにつれて
次第に心境に変化が訪れる…

日活ロマンポルノ50周年を記念し、気鋭の監督3人がそれぞれ作品を手がけるプロジェクト
「ROMAN PORNO NOW」で製作された3作品のうちの第1弾
山崎ナオコーラの小説を原作に、松居大悟監督がメガホンをとり、20代の男女のリアルな姿を描いた

舞台挨拶の客席は、女性客がほとんどでしたね

男女比でいうと、3対7くらいでしょうか

おそらく、金子大地くんファンが詰めかけたのでしょう


ポルノというと、オッサンばかりのジメッとした映画館で観るというイメージですが

もはや隔世の感があります


今回の企画はわりと期待していたんですよね

元来ロマンポルノの尺は60~70分

で、今回の作品の尺は99分

もう長さの面で、ゆうにロマンポルノとは違うといえます


松居大悟監督の作品って、悪いけど当たりハズレが激しいですよね

いい時はメチャメチャいいけど、悪い時はこれまたメチャメチャ駄目という…


残念ながら今回も悪いクセが出てしまいました

これ99分の作品だけど、たぶん従来のロマンポルノの尺でおさまるよ、きっと

そこだけ見ると一般映画に思える津田寛治さんや金田明夫さんの出演シーンをはじめ
決して悪くないとは思うんだけど
フツーの映画として観ても、やはり冗長なイメージは拭えないと思います

まあギリギリ及第点…といったところでしょうか
[私の評価 ☆☆☆(5つが最高)]