
吹雪の夜、フランスの山間の町で女性が失踪し、殺害された
事件の犯人として疑われた農夫のジョセフ、彼と不倫関係にあったアリス、そして彼女の夫ミシェルなどそれぞれに秘密を抱えた5人の男女の関係が、失踪事件を軸にひも解かれていく
そして彼らが、フランスとアフリカのコートジボワールをつなぐ壮大なミステリーに絡んでいた事実が明らかになっていく…最初は何が起こっているのか、サッパリわからないのですが
途中からだんだんと物語がほどけてきます
ただ繋がりはあるけど、いささか散文的だなと思っていたら…
最後のシーンになって、思わず「あーっ!」と叫んでしまいました
いやまあ、現実にはこんな話はないと思うけど
ひょっとしたら有り得るかもしれない、と思わせてしまう何かがあります
様々な人間が愚かしいと思える行動をしてしまう光景は思わず納得してしまいますが
殺人を犯してしまう人間だけは、どうしても許せないと思いました
アイツだけは絶対!
犯人がどういう顛末をたどるかは、ネタバレにもなるので内緒にしておきますけど…
観ている者の想像力の斜め上をいく一本
オススメです
[私の評価 ☆☆☆★(5つが最高)]