高校卒業を目前に控えた女子高生殺し屋のちさととまひろ
組織に委託された人殺し以外は何もしてこなかった彼女たちは
高校を卒業したらオモテの顔として社会人をしなければならない現実を前に、途方に暮れていた

2人は組織からルームシェアを命じられるが
コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲は徐々に険悪となっていく
殺し屋の仕事は相変わらず忙しかったが
ヤクザから恨みを買ったことから、面倒なことに巻き込まれてしまう…

まあ、一応書いてあるストーリーの通りなんだけど
思っている以上にオフビートな、ゆる~いストーリーが展開します
しかし一旦アクションが始まると、息もつかせぬシーンのつるべ打ち
もはや感心するしかないです

この映画、阪元監督が
『ある用務員』で登場する女子高生ヒットマンの二人組を気に入って
同じ高石あかりさんと伊澤彩織さんで映画を撮ろうと企画したもの

だから、もともとスピンオフだったので
本作は『ある用務員』で彼女らが登場するシーンのちょい前で終わるはずだったらしいです

まあ、結局は全然関係ない…というか
同じ人物たちのアナザーストーリーとも思える一本となりました

せっかく魅力的な二人が生き残ったのなら
シリーズ化して作っていって欲しいものですね
[私の評価 ☆☆☆(5つが最高)]