911緊急通報センターに勤務する電話オペレーターのジョー・ベイラーは
1本の謎の電話から、通報者の女性が何者かに拉致されたことを予測する
電話から聞こえる声と音だけを頼りに彼女を助けようとするジョー
しかし、次第に電話の音が自分の思っているものとは違うことに気づき…

デンマーク製『ギルティ』、同名映画のリメイク

オリジナルが、有名ではない男性のほぼ一人芝居だったのに対し
本作は主演がジェイク・ギレンホール、声の出演でイーサン・ホーク、ポール・ダノ、ピーター・サースガードと映画マニア好みのキャスト
でも僕は、残念ながら主演以外は全く気付かず
終わった後にエンドクレジットを見て、あらら!と思ったのであります

基本的に大きな改変はありませんが、細かいところでちょこちょこあります

まず本作では大きな山火事が起こり、より警察がアタフタしていて
それはいい演出だなと僕は思いました
でも、そんないい演出も物語の中であまり機能せず、最初にちょこっと出して終わりだったら
ハナからやらない方が良かったような気がします

そして一番大きいところとしては、主人公がわりと感情的なところでしょうか
ジェイク・ギレンホールにしては抑えた演技をしているかもしれませんが
オリジナルのキャストを観た後だと、やはりエモーショナルだと言わざるを得ません

よく言えば、わかりやすくなっていると思います
『イコライザー』『マグニフィセント・セブン』のアントン・フークワ監督らしい作品になっているなと

いきなりこちらの方を観たら、とてもいい脚本だなと思うでしょう
まあ、よい映画だとは思います

ただ僕は、全体的に抑制の効いたオリジナルの方が好きですね
[私の評価 ☆☆☆★(5つが最高)]