多くの都市が水没して水に覆われた世界
そこで、記憶に潜入し時空間映像として再現する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」のニックに、検察から仕事が舞い込む
それは、瀕死の状態で発見された新興勢力のギャング組織の男の記憶に潜入し、組織の正体と目的をつかむというものだった

男の記憶から映し出された事件の鍵を握ると思われるメイという女性と以前恋仲だったニックは、次々とレミニセンスに没入していく
しかし膨大な記憶と映像に翻弄され、やがて予測もしなかった陰謀に巻き込まれていく…

この映画、あちこちで考察するサイトが立ち上がったりしてるようですが
これ、ちっとも難しくないし
個人の好みの差はあったとしても、自分の予想と違ったと勝手に作品に失望しているのはお門違いじゃないかなあ

予告編に登場するレベッカ・ファーガソンは、この手の謎の女が相変わらず上手いなあと思うし
彼女を追うヒュー・ジャックマンにも素直に感情移入出来るし
何より、予告編には登場しないヒューの助手…というかビジネスパートナーを演じている
タンディ(『M:I-2』の頃は“サンディ”と表記されていたけど)・ニュートンが非常に切ないよね
タンディをもっと予告編にフィーチャーすべきだと思うけど、そうするのは難しかったかな

ところどころ?と思ったりする箇所が無きにしもあらずだけど
昔のハードボイルド小説を今風にマイルドにした感じは決して悪くないと僕は思うなあ

主人公が結構やられているところが多いのも含め
今風の切ないハードボイルドとして、僕は評価したいです
[私の評価 ☆☆☆★(5つが最高)]