005 佐藤一斎 03 | 陽転思考の達人 過去と現在の賢人たちに学ぶ実践的アクティブ・ブレインの生き方

陽転思考の達人 過去と現在の賢人たちに学ぶ実践的アクティブ・ブレインの生き方

記憶術×陽転思考の<a href="http://www.oda-abs.com">アクティブ・ブレイン・セミナー</a>を受講した方限定のメルマガ「ウィークリーコンパス」の中から「陽転思考の達人」のみを抜粋し公開しています。

●一斎の思想と、マイナスをプラスに転換する陽転思考

逆境を、目標や夢実現に至るためのステップとして捉える佐藤一斎の考え方は、まさに陽転思考に通じるものがあります。

たとえ挫折しても、その挫折の中に天の意志を感じ取り、失敗しても、その失敗の中に意味を見出す。
挫折や失敗を無視するのではなく、むしろそのマイナスを直視して、そのマイナスから何かを学び取ってプラスへと転換(陽転)していくーーそれが陽転思考の強みです。

そういった意味では、マイナスを悪いこととのみ捉えがちなプラス思考に比べて、陽転思考は、より現実的な考え方に立脚しています。

プラス思考ではよく「願いは必ず成就する」ということがいわれますが、現実はなかなかそううまくは行かないものです。
そんなとき陽転思考では、一生懸命に取り組んでダメだったら、それもまた良しと考えます。ダメだったことの中に意味や教訓を見出し、次への一歩を進めようということです。

一斎は、成功も失敗も、それはすべて天の意志の現れであると考えていました。
その天の意志を感じていると、成功した時は謙虚に受け止めるようになり、また失敗しても、その経験を反省することで前向きに捉えることができるようになります。

実際、一斎の教えを学んだ幕末の志士たちは、幾度となく困難や失敗、挫折に見舞われますが、それでも最後まで志を見失うことなく与えられた天命を感じて、それを全うしようとしました。

マイナスを否定して何でもかんでも無理やりプラスに考えるのではなく、マイナスの現実をしっかりと受け止めつつ、それをプラスへの踏み台にする。
そして次のステップでは結果的にプラスに転換するーーそれが一斎の思想にも通じる陽転思考の実践的な哲学です。

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□書籍のご紹介
 『[現代語抄訳]言志四録
  佐藤一斎著 PHP研究所
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