子育ての大局 | バブーベイビーと私 ~全力疾走編~

バブーベイビーと私 ~全力疾走編~

7歳の女の子を育てながら、管理職として働いています。
旅行やお金の話、多め。
子育て薄め。

今日は、娘が突然 
「料理はとても素晴らしい!」と言いました。
そんな日のご飯は、たこ焼きです。 
なんかごめん。イヒ



さて~、自粛期間中は、どうしても子供のテレビやビデオの時間が増えてしまいます。
親が自宅で仕事をしていれば、なおさらです。


わが社は、比較的子供には寛容なので、Web会議中の子供の乱入は、皆微笑ましく見てくれます。
ですが、夫の会社は厳しいですし、いくらうちの会社といえど、社長開催の会議は、死ぬ気で制します。
セイセイセイ!



なので、そんなときに子供に動画をみせることは、
「今は仕方がない」と、私は割りきっています。


でも、子供はそんな風に思えないんですよね。
自分に都合の良いことは、すぐ覚えます。
スマホのパスワードもあっさり覚えたしぃ
Web会議は、ちゃっかり自分の椅子も用意してくるしぃ

もう親の携帯にたくさんの動画があることはわかっているので、番組にリクエストが来るし、それに素直に従ってくれない親にもむかつくわけです。
テレビを消して、絵本なんかに誘った日には、絵本を投げつけられますよ。


最初から見せない、という方もいると思います。
私も出来れば、そうしたいと思いつつも、
それがベスト!とも思えずにいました。
というのも、親がテレビやらスマホを見るし
そもそも、こんな世の中で、動画に触れないで過ごすのは難しいと思っているからです。



同じことは嗜好品にもあてはまります。
親が甘いものを食べさせない、と決めるのは簡単ですが、嗜好品だらけの世の中。
ちょっとしたプレゼントにチョコはもらうし、自粛期間中、暇でケーキは作るし。
そして、どんなに頑張っても、身近な夫がセキュリティホール(笑)
まあ、夫でなくても、子供にお菓子を与える大人はたくさんいます。
それらの人の善意に「うちは甘いものをあげてないのに!」と怒ることはしたくありません。
つーか、保育園の延長のお菓子にカプリコでたらしーよ?


つまり、親が完璧な環境をずっと作り続けるのは無理があるし、その結果、自分で決められなくなった大人をたくさん見ています。
私が子育てにおいて、絶対に避けたいのは、ここです。


子供自身に、動画をみたい、甘いものを食べたい、をコントロールする力を持たせないとダメだろうなと思っていました。
いずれはゲーム問題も出てくるでしょうし。


とはいえ、目の前でギャーギャー泣く娘をみて、今それを求めることは、とてもハードルが高いことだと思っていました。
それで、夫ともめたこともあります。


家族がストレスをためるくらいなら、
子供が小さいうちは、嗜好品も刺激のある娯楽も知らなくていいという私と
あえてそういったものに触れさせて、自分でコントロールする術を教えたいという夫。


夫は、自己保身のために、思い付きでものを言う癖があるので、1度「大人じゃあるまいし、あんただって自分を律することができないのに、あんな子供にできるわけないじゃん!」と切り捨てたこともあります。←めちゃキツイ



でも、ある朝起きたら、娘がいつものように夫のスマホで動画を見ていまして。
「また…」と怒ろうとしたら、夫が「15分たったよー。約束だよー」と子供に声をかけたんです。
そしたら、娘はむすっとした顔をしていましたが、スマホを置いたんですね。(; ゚ ロ゚)
その後、夫が「やめられたね!凄いね」と言ったら、娘は得意顔になっていましたよ。


凄いものを見た!
普段の娘を知っていたら、そうですよ。


と思い、あとで調べたら、
4歳って我慢を教えるにはちょうどよくて、夫のやり方は的を得てるようでした。
時計の見方も覚えて一石二鳥!


私は小さい娘を信用できていなかったんでしょうね。
子供といえ、相手を信じるのは基本なのに。
頭ではわかっていても、出来なかった。
先が思いやられますぼけー


今回ばかりは夫を誉めるべきでしょう。
言ってしまえば、夫をも信頼してなかったとも言える

おそらく、今でも、よそさまに比較すると圧倒的に動画をみる時間は多いし、たまにおしまいにしたくなくて泣いたりします。
でも、自分で「おーしまい!」が出来ることも増えました。
それが尊いじゃないですか。照れ



もともと、トイレも自分の意思で行くか行かないか決めたし(かつて1度も親の促しに従ってくれたことはありません)
何事も自分で決めて行動する子です。
それがしんどーいと思うことばかりだけれど
立派に育ってるじゃないキョロキョロ


大人の言うとこを聞きすぎる子は、後で問題(あるいは病気)を抱えます
と身をもって知った臨床の現場。


とはいえ、日常になると、そんな大局的な展望は忘れ、目の前の「ねばならない」に固執してしまいます。
だから、完璧を目指しやすい私より、抜けてる夫が世話するほうが良いのだなあ。


そういえば、師に教えてもらった話を思い出しました。
子供の仕上げみがきをやろうとしたら
お子さんがものすごく怒ったそうです。
理由を聴くと「ママに磨いていもらうとお兄ちゃんになれないでしょ!」と言ったそうです。
自分で磨くというのは、お兄ちゃんになること。
虫歯ごときで、その自己成長の芽を詰んではならない。
それで、師は仕上げみがきを諦めたと言っていました。


本当に大事なことを見謝ってはなりませんね。