夕べは、家族全員調子が悪かったです。
寝込むほどではないですが。
それでも、やるこたやらないといけまへん。
夜の仕事のストレスは、娘のドライヤーとなんといっても歯磨きでしょうか。
とくに歯磨き!アルアル~
いつもはこちらもまだ余裕があるので
なだめすかしながら、でも最後にちょい泣きって感じでやります。
ですが、昨日は大人の余裕がなくて、一気に済ませたくて、力尽くでやってしまいました。
いやー、そりゃもうスゴかったですね。
夫婦で押さえつけて、娘、汗びっしょりになって、
痛いー痛いーと叫んで(不快なことを痛いと言うだけで、本当に痛くはないです)
終わった後、歯磨きせずに寝かせる方法もあったなとおもいました。
1日くらいね。
親としては虫歯になって本人が苦労するより良いという意見もあるでしょう。
でも、見えないトラウマを植え付けてる可能性もあるのです。
(トラウマって言われるとすごくビクつくけど、トラウマの大小はあっても
トラウマがない人間なんていません)
先日、亡くなった恩師が昔言ってたんです。
先生もお子さんがいて、歯磨きの仕上げ磨きは先生がやっていたらしいのです。
でも、泣き叫ばれて、毎日大変!
その時「あ、私はカウンセラーだったんだ!」と思いだし、子供の気持ちを聴いたんですって。
「どうしてママが歯磨きすると泣くのかな」って。
そうしたら「ママにしてもらったら、僕はお兄ちゃんになれないでしょ!」って言ったそうです。
そうです。
親に助けてもらわないことは=自分でやること=自己成長だったんです。
親は仕上げ磨きを無理にするという行為で、子供の成長を邪魔してたんですね。
自己成長したい気持ちを潰すとどうなるか。
私たちは、その怖さをよーく知っています。
それから、恩師は仕上げ磨きは辞めたそうです。
歯は医療的措置で治療できるけど、心の治療は難しいですからね。
当時の私は子供を持つつもりはなかったので、
子供とて思いはあるけど、それを上手く伝えられない。
だから、親はその思いを上手にくみ取るのが大事だなと想ったものでした。
でね、昨日の私ですよ。
きっと私も夫も、そうとう怖い顔だったと思います。
最低ですよ。
なんらかのトラウマを植え付けたかもしれません。
親の表情が子供の性格に与える影響ってすごいんです。
そのイメージを変えるために、セラピーをやっていたというのに・・・。
反省ですよ。
でも、難しいですね。
親だって気持ちのある人間だから。
当時は、子供の反抗期で相談されたとき(子供がいると思われていたんだと思う)、
「順調に成長していることを喜んでください」とアドバイスしていましたが
そんなの理屈ではわかりますけどねー。
共感しようと近づくと、頬をぶたれたりするとねえ。
慈愛心を発揮するより、自己乖離しますw
ここまで読んで、いやいや、子供はわからないだけで、歯磨き大事じゃん!
子供を思ってのことでしょ、と思うかもしれません。
でも、小さな子供にはその理屈がわかりません。
今目の前にあることがすべて。
教育熱心な家の子がトラウマを持ちやすいのも
子供の「今の気持ち」を無視して、親が「未来の子供のため」にやってるときがあるから。
どこの親だって、「子供のため」なんです。
好きでトラウマをもたせたいわけじゃないんです。
(ぶっちゃけ、子供のためといいながら自分のためだったりする人も多かったですけどね)