皆様、こんにちは。月に1回、このブログを担当させて頂いている、アクティブのスタッフHです。
今日は、ちょっと志向を変えて、現在の北米大陸にある地名を見ると、かつてどの国がその土地に植民者としてやってきていたかがわかるよ、というオハナシ。
今日はその第1回目、アメリカカリフォルニア州を例に、スペイン編をお送りします。
2回目はフランス編をお送りしますので、お楽しみに
現在北米大陸の主な国に、カナダとアメリカ合衆国、メキシコがありますね。
かつて、大航海時代~1800年代までの北米大陸では、フランス、オランダ、イギリス、スペイン、ポルトガル、ロシアなどの当時のヨーロッパの列強国がかわるがわるやってきて、拠点を築き、入植を進めていました。
数百年前でも、今と変わらず、人の流れが激しかったのだなー、と感心してしまいますね
北米大陸の西海岸に位置するアメリカカリフォルニア州。LosAngeles(ロサンゼルス)とSan Francisco(サンフランシスコ)が2大都市で、訪れた方も多いのではないでしょうか。
カリフォルニアの元々の住民はNativeAmerican(ネイティブアメリカン・昔はAmerican Indian/アメリカンインディアンと呼んでいましたが、今はNative Americanと呼ぶのが普通です)の人々なのですが、大航海時代になると、ポルトガルやスペインの冒険家がやってきて、各地に拠点を作り始めます。
同時に、冒険家と共にやってきたカトリックの宣教師たちも、地元の人々にキリスト教の教えを(無理やり?)伝えるべく活動を始めます。スペインの入植が片手に武器を、片手に聖書
を、と言われるのは、こういうことです。
当然そこでは、地元の人々との対立が起こったことは間違いありません。
話が横道にそれてしまいましたが、こうしたスペインの冒険家や宣教師たちによって付けられた名前がカリフォルニアには多いのです。San Diego(サンディエゴ), Santa Barbara(サンタバーバラ), San Louis Obispo(サンルイスオビスポ) San Jose(サンホゼ), Santa Clara(サンタクララ),そしてもちろんSan Francisco(サンフランシスコ)も。キリスト教の聖人の名前がついている町も多いです。
こうしたMission(ミッション・布教活動)を行う宣教師たちが進んだ道は、王の道El Camino Real(エル・カミーノ・リアル)と呼ばれ、現在ではSanFranciscoとLos Angelesを結ぶHighway101が、それとほぼ同じルートを走っています。また、San Franciscoの少し南からSanta Claraの町あたりまでは、今でもEl Camino Realというそのままの名前の道があることが地図を見るとわかりますよ
では次回、フランス編も読んでくださいねー