[ドラマを“まとめ観”するとうつになりやすくなるとの調査結果]
(IRORIO 2015年02月04日)
どんなに続きが気になろうと、ドラマは週に1回、次回へのハラハラドキドキ
込みで楽しんだ方が良さそうだ。
録りためたドラマを一気に観るとか、DVDボックスを続けて鑑賞するなど
するとうつを助長し、孤独感を煽るだけだという。
<落ち込んだ時ほどテレビにハマりやすい>
「特に気分が落ち込んでいる時ほど、人はお気に入りの番組を何時間でも、
何日でも見続けてしまいがち」と警告するのは、米テキサス大学オースティン
校のYoon Hi Sung氏。
同氏らは18歳~29歳の人々316人を対象に調査を実施した。
普段どれくらいテレビを観ているのか、また孤独や気分の落ち込みなど、
ネガティブな感情を抱く頻度について尋ねた。
すると2つの行為には強い関連性が疑われ、気分が晴れないときほど気を
紛らわすべく、長時間テレビを観ている事実が明らかに。
<仕事や交友関係、家族に背を向け始める>
同氏らいわく、「もはやテレビにハマるのは“罪のない耽溺”などとは言っては
いられない」とのこと。
長時間のテレビ鑑賞による弊害と言えば、運動不足や肥満ばかりが取り沙汰
されるが、ひどくなると仕事や人間関係、家族さえも避けるようになる危険も
あるとか。
「途中でやめるべき」と頭ではわかっていても、次の話を観ずにはいられなく
なる、というまさに悪循環に陥る危険性を認識すべきだという。
尚同調査結果は、5月にプエルトリコで開催される、International
Communication Associationの会議の席で発表される予定である。
http://irorio.jp/sousuke/20150204/202048/