[女性のふくよかなヒップは
赤ちゃんの脳の発達に貢献していることが明らかに]
(IRORIO 2015年01月23日)
腰まわりやお尻、太ももなど、女性は男性に比べ脂肪を溜め込みやすい。
キュッと引き締まった小尻は羨望の的だが、これから子どもを持とうとして
いる女性はダイエットにはしるのはちょっと待ってほしい。
というのも、ふくよかなヒップは赤ちゃんの脳の発達を促すのに重要な役割を
果たしているのだという。
<ヒップの脂肪にDHA>
ピッツバーグ大学の疫学者、Will Lassek教授が発表した研究によると、
女性のヒップなどに蓄えられた脂肪にはDHA(ドコサヘキサエン酸)が含
まれている。
このDHAが、授乳を通して赤ちゃんの脳の発達を促しているとのこと。
Lassek教授によると、神経システムを築くには脂肪が不可欠で、中で
もDHAは脳の発達において重要な役割を担っている。
なんと、赤ちゃんが必要とするDHAの80%は授乳を介した母親の脂肪から
得られているのだという。
<1カ月の授乳で脂肪0.5キロ減>
DHAというと、青魚などに含まれる成分で、脳や神経組織の機能を高めると
して近年注目されている成分だ。
大人は日々の食事やサプリメントで補えるが、赤ちゃんにとっては母親の
脂肪が主要供給源となっていることになる。
実際、Lassek教授の研究では、授乳により女性は1カ月で脂肪が0.5キロ減少
することもわかった。
下半身の脂肪はただの脂肪ではなく、健康で賢い赤ちゃんを育てるためと
なれば、若いうちから無理してダイエットすることはなさそうだ。
http://irorio.jp/karenmatsushima/20150123/197341/