[子どもの食習慣は親と友達に影響されていた]
(MEDLEY 2015年11月3日)
<フィンランドの子ども424人の調査>
野菜や果物を適度に取り入れた食生活が、子どもの健康と成長のために大切
です。
しかし、もともとの食習慣は簡単には変わりません。
親と友達の食習慣がどう影響しているか、調査データの解析が行われました。
<親と友達がどれぐらい野菜と果物を食べていると思うか>
この研究は、フィンランドで11歳の子ども424人を対象に行われた調査の
データを解析しました。
対象となった子どもから、質問票によって、親と友達がどの程度野菜と果物を
食べていると思うかが聞き取られ、対象者自身の野菜と果物の摂取量との
関連が調べられました。
<親と友達が食べると自分も食べる>
次の結果が得られました。
両親と友人の認識された野菜と果物の摂取量は、どちらの研究年度でも、
女の子、男の子ともに、野菜と果物の摂取量と正の関連があった。
対象者が女の子でも、男の子でも、親と友達が野菜・果物を食べていると
思う量と、対象者自身の野菜・果物の摂取量に関連が見られました。
子どもの食習慣をよくするためにさまざまな試みがありますが、子ども自身
だけでなく、周りの人たちからも影響があるという観点が、より効果的な
方法に結び付くかもしれません。
http://medley.life/news/item/5630c25df95ea10a017d4ec4