匂いを嗅ぐ動作は伝染する | アクティブエイジング アンチエイジング
[匂いを嗅ぐ動作は伝染する!?
       “クンクン”という音だけでもつられてしまうことが明らかに]

(IRORIO  2014年02月10日)


あくびをしている人を見るとつい自分もつられて…なんてことはよくあるが、
クンクンと匂いを嗅ぐ動作も伝染することがイスラエル・ワイツマン科学
研究所の研究により明らかになった。


研究では、女性の被験者に2006年の映画『パフューム ある人殺しの物語』を
観てもらい、その間の鼻呼吸の状態を調査。
同映画では、最初の1時間で28回匂いを嗅ぐ動作が描かれるのだが、実験の
結果、スクリーンでそういった描写があると、観客の鼻呼吸も著しく長くなる
ことがわかったとか。
またこの動作は、目で見たときだけでなくただ“クンクン”という音を
聞いたり、他人が嗅いでいる姿を思い描くだけでも伝染するという。


研究を率いたAnat Arzi女史によれば、匂いを嗅ぐ動作が伝染するのは、
危険や食料、交尾の相手などを知覚する重要な情報を得るための、人間の
最も原始的な本能の名残だといえるそう。
それ故、誰かが“クンクン”と鼻を鳴らしているのを感じると、何か大切な
モノが空気中に漂っているのでは、と思ってつられてしまうのだそうだ。





http://irorio.jp/asteroid-b-612/20140210/111461/