手術と入れ歯やグラグラして抜けそうな歯との危険な関係 | アクティブエイジング アンチエイジング
[手術と入れ歯やグラグラして抜けそうな歯の危険な関係]

(MEDLEY  2015年6月21日)


全身麻酔を受ける場合、麻酔の影響で患者さんが自ら呼吸できなくなるため、
呼吸を助けるチューブを気管に挿入(気管内挿管)します。
これを挿入する際に、指で歯を支点に口を大きく開いて、口の中に「喉頭鏡」
という器具を入れます。
この喉頭鏡を使ってチューブの通り道を確保し、挿入しやすくします。


口を大きく開く時に指で歯をグイッと押すため、もし入れ歯装着中であった
場合、入れ歯が外れて開口がうまくいかず、やり直しになる可能性が高いと
思われます。


これがどう危険かというと、この時患者さんの呼吸は麻酔の影響で止まって
いるのでより迅速な気管内挿管が必要であるのにも関わらず、呼吸をして
いない時間が延びてしまいます。


入れ歯だけに言える事ではなく、マウスピースやグラグラして抜けそうな歯
にも同じ事が言えるため、同様に事前に外しておくよう注意が必要です。





http://medley.life/news/item/55767683e77f61f900bd9e80