[女性が鼻を高くする “プチ整形” → 麻酔から覚めたら左目が失明
右目の視力も低下し回復の見込みはなし]
(ロケットニュース24 2014年06月04日)
人の顔は、ちょっと二重にしたり、ちょっと鼻を高くするだけでガラリと
印象が変わる。
それを可能にするのが美容整形であるが、なかでも通称「プチ整形」は、価
格が安く、そして早くできることから世界中でトライしてみる女性が多い。
しかし、一般的にリスクが低いとされるプチ整形も100%安全でないという
ことを知らしめる事件が起きてしまったそうだ。
鼻を高くする手術をした女性の施術が失敗。
なんと左目の視力を失い、右目もほとんど見えない状態に。
回復の見込みはほとんどないというのだ。
<プチ整形後に片目の視力を失う>
被害にあったのは、台湾に住む38歳の女性である。
数カ月前、彼女は顔の脂肪除去と、鼻を高くする手術をしたそうだ。
しかし、麻酔が覚めて後、体に異変が起こっていた。
左目が全く見えなくなってしまったというのだ。
<回復の見込みはほぼなし>
その後、別の病院で治療を受けたものの、左目の視力は回復せず。
さらに右目の視力も悪化してしまったそうだ。
回復の見込みはほとんどないという。
鼻を高くするはずが、どうして失明の危機となってしまったのだろうか。
<後遺症の原因は?>
彼女が受けたのは「レディエッセ」という施術である。
これは、カルシウムハイドロキシアパタイトを主成分とするゲル状の
充填剤で、鼻を高くしたり、深いシワの除去などに使われているそう。
注射で注入するため、施術時間が短く、またヒアルロン酸注入より効果が持続
すると言われている。
簡単そうに見えるが、成大医院・整形外科主任の李經維医師によると、顔の
プチ整形のうち充填剤の注入こそ注意が必要だという。
「経験のある医師ならそのことはよくわかっているはず」とのこと。
というのも、目と鼻を結ぶ三角地帯は血管が密集しているそうだ。
充填剤を誤って血管に注入してしまったら最後、それが血栓となって周囲の
組織を死滅させてしまうのだそうだ。
結果、失明や脳梗塞を引き起こしてしまう可能性があるというのだ。
<プチ整形は安全に見えるが、後遺症の可能性あり>
この件に関し、整形外科医出身で、台南市衛生局長の林聖哲氏はこう話して
いるそうだ。
「プチ整形は安全に思えますが、恐ろしい後遺症をもたらす可能性があり
ます。やはり経験豊富で認められた医師を探すべきです」
もちろん、有名な美容クリニックなどでは事故や後遺症がないように最善が
尽くされているはずだ。
しかし、プチ整形も体にメスや異物を入れる行為である。
リスクはゼロではないことを、よく知っておく必要があるかもしれない。
参照元:聨合新聞網(中国語)、YouTube
執筆:沢井メグ
http://news.livedoor.com/article/detail/8903691/