赤毛の人は皮膚がん「メラノーマ」のリスクが100倍! | アクティブエイジング アンチエイジング
[赤毛の人は皮膚がん「メラノーマ」のリスクが100倍!―アメリカ研究]

(マイナビウーマン  2013年10月4日)


致死率が高い、恐ろしいがん「メラノーマ」。
一般に白人に多く、黄色人種や黒人には少ないとされてきました。

最新の研究で、中でも赤毛の人はリスクが高いことが分かりました。


実は危険ながんと言われる皮膚がん。
中でも「ほくろ」と同じ見た目の「メラノーマ」は、転移しやすく致死率が
高い、恐ろしいがんです。
紫外線を浴びると起こりやすく、日焼けしても黒くなりにくい白人は、特に
リスクが高いと言われています。

白人、特に赤毛の人はリスクが高いと言われてきたものの、その理由は
これまではっきりしていませんでした。
しかし、このたびハーバード大医学大学院の研究で、その原因遺伝子が特定
されました。


ところで、「メラニン色素」のことは皆さんご存じだと思います。
お肌の敵!と見なされがちなメラニンですが(もちろん美容の敵ではあり
ます)、細胞の中で遺伝子を紫外線から守るバリアの機能を果たしています。
遺伝子が紫外線の影響でダメージを受けたり、変異するのが皮膚がんの原因。
人間の肌細胞は、紫外線を受けた際にメラニンを生成することで、細胞の
がん化を防いでいるわけです。


ここでメラニンの生成に関わっているのが、「MC1R遺伝子」という遺伝子。
しかし、赤毛の人のMC1R遺伝子は、これがうまく機能しないのだそうです。
この結果、紫外線(UVB波)を受けると細胞内のバリア機能が壊れ、遺伝子が
変異しやすくなってしまうのだそう。


紫外線の強いオーストラリアでは、年間1500人の人がメラノーマで亡く
なっているのだそう。
特に35歳未満の若い世代でも亡くなる人が多く、問題になっています。


日本人でも、日焼けによって黒くなりにくい人は特に注意が必要。
秋とはいえ、外出時は油断せずに紫外線対策をしてくださいね。



http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20131004/Escala_20131004_851961.html