ハンドソープの殺菌剤で筋力低下の恐れ 米大が発表へ | アクティブエイジング アンチエイジング
[ハンドソープの殺菌剤で筋力低下の恐れ 米大が発表へ]

(朝日新聞  2012年8月14日)


ハンドソープや制汗剤などの有効成分として広く使われている殺菌剤に、
筋肉の活動性を低下させる恐れがあることが、米カリフォルニア大デービス校
などのマウスや魚を使った実験でわかった。

今週の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。


成分はトリクロサン(TCS)という物質。
医薬部外品などで承認されている濃度では、安全性が高いとされている。
また、化学物質審査規制法では、リスク評価の優先度が低い一般化学物質になっている。


マウスやヒメハヤという魚の仲間にTCSを与えて心臓の活動や運動能力を、
与えていない場合と比較。
マウスでは心臓が送り出す血液が最大で25%減り、握力が18%下がった。
ヒメハヤでも遊泳能力が落ちていた。


http://www.asahi.com/health/news/TKY201208130487.html