アクセス:羽田空港~函館空港まで約1時間20分、ここからJR函館駅までバスで約20分
「絶望は人生に必ずつきまとうものだ。絶望しないような人間はある意味でたよりない人だといえる。」これは函館生まれの作家、亀井勝一郎が残した名言の一つです。
今回訪れるのは、その函館市です。亀井の先祖は、幕末の1854年頃に能登半島から箱舘(現在の函館市)に移住、この年には日米和親条約が結ばれ、この地の開港が決まったそうです。
その後、各国から文物が一気に押し寄せて来ました。ここ現在の「函館ハリストス正教会」はロシア領事館と日本初の聖堂が建てられた場所で、翌年には司祭としてニコライ・カサートキンが着任し、様々なドラマが誕生して来ます。この近くにあるのが函館公園です。高台にありロープウェイで行きましょう。
函館山ロープウェイ 龍馬像
函館公園の前にあるのが、この龍馬像です。何故、ここに龍馬像があるのか?
実は、「函館ハリストス正教会」の司祭だった沢辺琢磨という人物が坂本龍馬と親戚だったという縁だそうです。この人物は、剣術の達人でしたが江戸で問題を起こして龍馬に救われ箱館に移り住んで、地元の神社で宮司をしていましたが後に正教に改宗して司祭になったということです。龍馬も生前には3度にわたって、この地へ来たのですが京都で暗殺されました。そういう経緯から、銅像や北海道坂本龍馬記念館もあります。
それでは函館駅から足を伸ばして「道南いさりび鉄道」で釜谷駅まで行き徒歩20分のサラキ岬へと向かいましょう。ここには徳川幕府の咸臨丸のモニュメントがあり、近くには多くのチューリップが植えられた畑もあります。
咸臨丸は、明治政府が接収後、ここの沖合で沈没したそうですが、この船はオランダで建造されたことから、近くには多くのチューリップが植えられた畑も作られています。
ところで、明治新政府軍と旧幕府軍が激突した箱館戦争、ここで幕府軍の通訳をしていたとされる五島英吉が逃げ込んだのがロシア領事館です。ここでかくまわれ10年間をロシア料理を習得して、後の函館で有名な西洋料理店・五島軒の初代シェフとなりました。
五島軒 ロシア料理
異国情緒あふれる函館文化を継承しているのが五島軒本店の「レストラン雪河亭」です。
本店の建物は1934年に焼失しましたが、翌年に再建され設計したのが亀井勝一郎の弟でした。初代の親戚は新島襄の米国渡航の手助けもしてます。こうしたことから店内には歴史展示コーナーがあり、貴重な資料がズラリと展示されています。それではお腹を満たされた後には函館市文学館を覗いて、帰りの道を駅へと向かいましょう。
ここ文学館には、亀井勝一郎コーナーもあり代表作の「大和古寺風物誌」をはじめ数々の文学資料があります。それでは、また次を楽しみに・・・。









