<職業に貴賤あらず>と嘘を言うな耐え苦しみ吾は働く
歌人の石田比呂志の言葉である。彼は少年時代から職を転々とした。郷里は福岡県の行橋、その後は熊本、東京、山口、大分などを流浪した。今回は、その郷里である行橋を訪ねて見よう。
アクセスは、羽田空港から北九州空港まで約1時間40分、空港から朽網駅までバスで約20分、同駅から行橋駅までJR日豊線で10分です。
福原長者原遺跡 石塚山古墳
この地には、数多くの古墳があります。そこで、近くの行橋市歴史資料館へと行き、見て見ることにしましょう。
行橋市を中心とする京都平野(みやこへいや)には数多くの古墳があります。列挙すると、稲童古墳群、綾塚古墳、橘塚古墳、少し離れて苅田駅近くに、石塚山古墳、御所山古墳などです。中でも、石塚山古墳は3世紀後半から4世紀初めにつくられ、京葵地方で最大最古の前方後円墳で、石室からは三角縁神獣鏡が出土しています。
石田が入学した旧制豊津中学の前身は、1870年に開校した藩校の育徳館です。ここは小倉藩が豊津藩と改称して、薩長藩閥に対抗するエリート育成のために開きました。今は中高一貫の福岡県立育徳館中学・高校となり、藩校当時の校門「黒門」などが伝統を伝えています。構内には「三四郎の森」という名の森があります。これがその面影を映す「思永館」です。
旧百三十銀行行橋支店 旧飴屋門 イチジク
この銀行の支店は、1914年に建てられた洋風建築で、内部は吹き抜けになっています。15年以前に復元され、市民ギャラリー「行橋赤レンガ館」として親しまれています。また、旧飴屋門は天保年間に小倉藩の豪商・行事飴屋によって建てられ、別名を「御成門」とも呼ばれました。何故、ここにイチジクが?
イチジクは、行橋市、苅田町、みやこ町など京築(けいちく)地方の特産物になっています。果肉は軟らかく芳醇な甘さで、「蓬莱柿・ほうらいし」「とよみつひめ」などの品種があり、ジャムや洋菓子などの加工品に大変人気のある産物です。





