国を上げて対策が検討されている認知症について | こんな言葉、それを見たさの旅をしませんか

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 認知症とは、記憶力や判断力などが低下して、日常生活に支障が出ている状態をいいます。同じ話を繰り返す、料理が出来なくなって周囲の人が気が付くことも多いようです。ただ、物忘れがあっても老化やうつ病などの原因もあるので決め付けないことが大切です。


 その原因ですが、脳の様々な病気によって、過去の記憶をためることが出来なくなったり、順序だてて行動できなくなったりします。最も多いのが、アルツハイマー病で、脳の細胞が死んだり働きが悪くなって、徐々に脳が萎縮していく病気です。まだ仕組みはわかっていませんが、発症の10年以上も前から脳に異常なたんぱく質がたまり始めることとか、糖尿病が発症リスクを高めることなどが報告されています。


 ほかにも、脳の血管が詰まったり、破れたりすることで神経細胞が傷ついて発症する「脳血管性認知症」があります。脳卒中が原因なので、飲酒や喫煙、運動不足などの生活習慣の改善で予防できます。また、神経細胞の変化により存在しないものが見える「レビー小体型」や意思や感情をコントロールする部分が萎縮する「前頭側頭型」などの認知症もあります。


 認知症の専門医療機関としては、全国に289箇所の病院が「認知症疾患医療センター」に指定されています。生活状況の聴き取り、心理検査などを行い認知症かどうかの診断をします。まずは、かかりつけの医者か近くの地域包括支援センターへ相談することです。


 根本的に治す方法はありませんが、アルツハイマー型とレビー小体型では病気の進行を抑える薬があって保険診療が受けられます。認知症には、脳機能が損なわれることで表れる記憶障害などの症状とは別に、徘徊や妄想、興奮、意欲低下などの行動・心理症状もあります。こうした症状では家族が介護で困ることも多くなりますが、周囲の関わり方や生活環境、心理状態が深く関わっているので、本人が安心できるように適切に支援や介護をすることで改善できるケースもあります。


 厚労省の研究班の推計では、認知症の高齢者は12年では462万人、25年には700万人程度に増えるともされています。政府は、国家戦略として「認知症の方が安心して暮らせる社会を実現するため、政府一丸となって取り組む」と先頃、安倍首相は宣言しました。