児童虐待最悪の7万3000件
厚労省のまとめた全国の児童相談所での虐待や相談の件数が過去最多を更新したと発表された。
大阪府豊中市では、会社員の父親が1歳2ヶ月の次女に暴行し、頭蓋内損傷で死亡させた。
東京葛飾区では、無職の父親が次女の腹部を複数回踏みつけ、肝臓損傷で失血死させた。
また、今年の2月には、徳島市で3歳の長男の首に犬用の首輪を付けて監禁したとして、両親が逮捕監禁容疑で逮捕、起訴された。
このような事例を見るように、年々増加する深刻な虐待事件の全容が発表されたが、これまでの日本社会では考え、想像だにされなかった虐待の内容である。
戦後70年近く経って、日本社会の親子関係の変化と豊かな生活の中で育った親世代の心の闇が浮かび上がった。
この事件の親たちは、戦後教育の下で育ち、親子とはどうあるべきかを理解できないまま自我の欲望のみを肥大化する環境の中で育っている。ここまでひどい事件性がない親子と言えど、最近の親子世代の在り方は子どもと親は横社会の関係で、子どもは親の干渉を嫌い親は子どもと友達同士の付き合いに満足している親子も多い。
家庭内が順調に行っている場合には、仲良し親子で世間からもうらやましい存在に映る。しかし、一度これが崩れるとバラバラになるのも早く、好き勝手な行動に走りがちなのも双方である。
古来、親子は縦社会の関係で、自立を基本に生活するのを基本とすべきだ。
動物の親子を見習って欲しい世の中になった昨今とも思えるのは、如何なものだろう。
もっとお互いの信頼感を高めるには、物質的な充足感や子どもの言いなりになり衝突を避ける育て方ではなく、親としても自分の背中を見て育つ責任感ある接し方を身につけるべきである。