「エル・トポ」で有名なアレッサンドロ・ホドロフスキー原作、
メビウス画によるフレンチコミック(BD)の傑作「アンカル」である。
画面左のものが昨年末、小学館より突然発売された「全訳版」である。
右側の大判のものが1983年ごろに講談社より発売された
第一章のみ邦訳された「謎の生命体アンカル」である。
第一~五章(五章は前後篇)からなるストーリーは
全6冊に分かれて出版されていたのだが、
日本ではしょっぱなだけ講談社が出してくれたのだが、
その後は継続されることなく、洋書店などで
その後の絵柄を眺めるだけで30年近く経ってしまっていた。
で、ようやく全訳版の登場になったのだが、
この話がなかなか哲学的で禅問答のようで、
他人に説明することは出来ないw
第一章だけ読んで続きを見たくてモヤモヤしていたのが
全部読んでさらにモヤモヤしてしまった。
メビウスの絵が素晴らしく、眺めているだけで楽しいのだが、
キャラクターの描き方に統一感がなく、
「ああ、自由だねぇ」ってな感じであるw
大学生の頃に京都河原町の本屋で買った洋漫画雑誌
「HEAVY METAL」に外伝的作品が載っていたのだが、
この全訳版の巻末に収録されている。
オールカラーなのでちょっとお高い本であるが、
かって損はないと思う本である。



