石田の本棚から、順番に武術系の技術書を紹介しています。もちろんアクションに役立てるためですよ。
今回は「新格闘教書(クロスオーバー・トレーニング)―王者10人から学ぶ理論と実践」です。
こちらは、空手やラグビー、相撲にテ拳道、レスリングにボクシング、ブラジリアン柔術などのトレーニング方法を紹介しているものです。面白いのは、選手の一週間の練習メニューが掲載されているところでしょうか。技の紹介というよりは、それは最低限の基本のみで、主にフィジカル面での各種目独自の練習法の紹介ですね。
アクション的には、独自性を発揮している練習法それ自体が参考になります。つまりこれらをそのままやってみるのもいいでしょうが、そこから一歩踏み込んで、アクション独自のトレーニングとは何か?考えるきっかけにしてみるのがいいでしょう。そういった意味ではヒントが満載ですね。
ということで今回の武道書は、三天書房 刊・小山 郁(著)「新格闘教書」でした。