役者としての在り方を見直す。
その前に
人の在り方とは何ぞや?と
改めて思われた方もいるはず。
10年前、20年前、30年前…
時代が変わればもちろん、
その時代の考え方、未来への思考もすべて変わる。
いや、
「十年一昔」と言う言葉すら
もう古いのかもしれません
今や2~3年も経てば
がらりと世の中が変わるスピード感です。
(特にコロナ禍をきっかけに)
いま改めて、
会社、組織、団体と、個人個人が
どう関わるかを見直す時期に入っています
個人がどう関わるかというのは
本来昔からあった課題であり考え方ですが、
一人ひとりの意識が
変わってきているということです。
ステイタス関係で
人間関係やコミュニケーションを
作ろうとしていた時代
今まではそれが成立していたかもしれませんが
これからはまさに
フラットな関係が大切です
個人個人の振る舞いが
知らず知らずステイタス関係を
生み出していたからです。
実はその方が表現的には「楽」だから。
なぜなら...
ステイタスをハッキリさせた方が、
自分の関わり方を決められるからです。
(だけど、それによってストレスをためる人も多い)
逆に、
フラットは、仮面を外した状態です
その人そのものだからです。
必要以上に気を遣うことも、
相手によって、
態度を変えるなんてこともありません。
在るのは、自分と相手。それだけ。
そこに、強い立場、弱い立場もないわけです。
人と人。対等。
肩書きで判断しない。
自分が弱い立場だと自分で決めて下手(したて)から出る人は、
まだまだたくさんいます。
だからといって、
偉そうに振舞うのも違います。
だからこそ
フラットで居られる人は魅力的
なのです。
演出家も監督もスタッフも役者も
みなフラットな関係です
どの分野のお仕事もそれは同じ
自分のポジションで能力を存分に発揮するだけ。
AR演技メソードの「フラット」の基本的な考え方は
演技だけでなくこういった場面でも役立ちます
シンプルに行きましょう。
津村朱実