実践演技塾11月に続いて12月の課題は「限りなく無言劇」です。 これがとてもいいトレーニングになっています。
役者は即興の場合も台詞がある場合も、 どうしても言葉に頼ってしまうことが多いのが現状です。
無言劇は言葉でごまかせない、表現も出し過ぎれば説明的になる。言葉頼りの習慣がある役者にとっては無言(沈黙)の間が持たないため非常に難しい課題となります。
が、これこそが役者として成長する抜群のトレーニングだと感じています。
無言のなかにも掛け合い(アクションリアクション)があるからこそ、 観客は興味を持って想像しながら楽しんでくれます。
役者にとっては自分のやっている演技はすべて必要だと思っているからやるのだけど、
客観的に見ていると説明的な情報となってしまう演技は結構あるものです。
演技は洗練されるほど無駄がなくシンプルになります。 そして、 そこに見える世界はとても豊かなのです。
削ぎ落とされたシンプルな世界こそ、本当の豊かさはそこに在り、豊かな演技だと感じます。
削ぎ落とされたシンプルな世界こそ、本当の豊かさはそこに在り、豊かな演技だと感じます。
実践演技塾の「限りなく無言劇」